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「将門の乱」は父の遺産相続を巡る争いだった?

相続で戦乱が起きた(東京・千代田区の将門塚。写真:時事通信フォト)

 教科書に書かれているような歴史的事件の中には、教科書に書かれていない事実が隠されていることも少なくない。「平安時代最大の戦乱」とされる「平将門の乱(承平・天慶の乱)」は、父の遺産を乗っ取られたことが原因と言われる。

 歴史作家の井手窪剛氏が解説する。

「当時の武家の相続は、子供や家来に土地を分割する『分割相続』が基本だった。しかし父・平良将の死後、勝手に土地を分割相続した叔父らに将門が激怒し、“遺産相続戦争”を仕掛けた。

 最初は弱小勢力と思われた将門だが、骨肉の争いに勝利すると勢いに乗って各地の豪族とともに勢力を拡大。自らを『新皇』と称し、関東を支配して朝廷と対立するまでになりました」

※週刊ポスト2017年9月15日号

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