国内

自民党の選挙情勢調査 自公で3分の2、310議席が視野

安倍首相は勝つ気満々のよう(写真:時事通信フォト)

 本誌・週刊ポストは前号で、〈安倍「10・22火事場泥棒総選挙」へ! 麻生も二階も「総理、今なら勝てますよ」と耳打ちした〉と今回の解散をスクープ。

 本誌発売日翌日(9月17日)には、新聞各紙の朝刊1面に〈首相、年内解散を検討 臨時国会冒頭も視野〉(朝日)、〈首相 衆院解散を決断〉(産経)と大見出しが躍ったが、この1週間で明らかになったのは、やはり「今なら勝てる」という理由以外、解散の大義が存在しない現実だった。

 安倍晋三・首相は9月28日召集予定の臨時国会で野党の質問など一切の審議を行なわず、冒頭解散に踏み切る方針だ。

「10月22日投開票」なら総選挙までわずか24日間の超短期決戦になる。それに対して野党第一党の民進党は分裂が進み、7月の東京都議選で自民党を大惨敗させた小池新党は新人候補擁立に苦慮している。

 自民党が内々に実施した選挙情勢調査では、「自民280議席前後という数字が総理に報告されている」(選対幹部)という。今回の総選挙から衆院定数が10削減されて465議席となるため、この数字は、公明党の議席(現有35議席)を合わせると衆院の3分の2の310議席確保が十分視野に入る。

 安倍首相や自民党幹部の脳裏には、事実上の「不戦勝」で改憲に必要な衆院の3分の2が転がり込むという読みがある。

※週刊ポスト2017年10月6日

関連キーワード

関連記事

トピックス

今年8月に村議に初当選した佐々木さん(本人インスタグラムより)
「都会より出会いが多い」「兼業は当たり前」…人口160人の“絶海の孤島”、青ヶ島在住で村議に初当選した女性(41)が語ったリアルな島生活
NEWSポストセブン
大の里
【すでに3000万円オーバー】大の里が千秋楽の結びで勝利なら「懸賞獲得本数」が新記録に! 琴櫻の休場で「幻の52本」を逃すも更新は目前 15戦全勝で白鵬が打ち立てた記録を13番の懸賞で塗り替えへ
NEWSポストセブン
トラブルが発生した人気ラーメン店
「2度と行きません」埼玉県内の人気ラーメン店でトラブル…当事者A氏が語ったトラブル経緯、常連客は“研究熱心”な店主が「沈黙守る理由」を代弁
NEWSポストセブン
群馬県前橋市の小川晶市長(42)が部下とラブホテルに訪れていることがわかった(左/共同通信)
《前橋市役所内では“ラブホ通いの話は禁止”に》心ある市職員が明かした「市長の話題には触れない」という“通達” 苦情殺到で土日も稼働する“臨時の問い合わせ窓口”設置も
NEWSポストセブン
『ザ・ノンフィクション』に出演した結婚相談所代表・山本早織とクズ芸人・小堀敏夫
「まだ滞納金あるの覚えてます?」結婚相談所代表・山本早織さんとクズ芸人・小堀敏夫、『ザ・ノンフィクション』出演の2人が明かしたドキュメンタリー番組の舞台裏
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
司忍組長も“寵愛”する六代目山口組「弘道会」の野内正博・新会長の素顔 「けじめつけるために自ら指を切断して…」
NEWSポストセブン
ラブホテルから肩を寄せ合って出てくる小川晶・群馬県前橋市長
《ラブホ通いの前橋市長》公用車使用の問題点 市の規定では「プライベートでの途中下車は認めず」、一方秘書課は「私事の送迎も行っている」と回答
週刊ポスト
地区優勝を果たした大谷と、支えた真美子さん
《大谷翔平のポルシェに乗ってお買い物》真美子さんがシーズン終盤に取り寄せた“夫の大好物”、試合後は一目散に帰宅でくつろぐ「安心の自宅」
NEWSポストセブン
小川市長名義で市職員に宛てたメッセージが公開された
《メッセージ画像入手》“ラブホ通い詰め”前橋・42歳女性市長「ご迷惑をかけた事実を一生背負う」「窓口対応など負担をかけてしまっている」職員に宛てた謝罪文
NEWSポストセブン
秋場所12日目
波乱の秋場所で座布団が舞い、溜席の着物美人も「頭を抱えてうずくまっていました…」と語る 豊昇龍と大の里が優勝争い引っ張り国技館の観戦にも大きな異変が
NEWSポストセブン
新安諸島は1004つの島があることと、1004の発音が韓国語で「天使」と同じことから天使と絡めたプロモーションが行われている(右:共同通信。写真はイメージ)
「島ではすべてが監視されている」韓国人が恐れる“奴隷島”に潜入取材 筆者を震撼させたリアルな“評判”
NEWSポストセブン
群馬県前橋市の小川晶市長(42)が部下とラブホテルに訪れていることがわかった(左・Facebookより)
《「苦しい言い訳」と批判殺到》前橋・42歳女性市長が既婚男性と“ラブホ通い詰め” 弁護士が解説する「打ち合わせだった」が認定されるための“奇跡的な物証”とは
NEWSポストセブン