国際情報

中国 満員列車にマムシ50匹持ち込もうとした男の言い分

中国で生きたマムシ50匹を列車に持ち込もうとした男性出現

 中国の浙江省銭江市の銭江駅で10月1日、広東省の広州駅行の列車に乗ろうとした男のスーツケースから50匹の生きたマムシが見つかっていたことが分かった。10月1日は中国の国慶節(建国記念日)で、8日間の大型連休の初日ということもあって、列車は超満員だったことから、マムシが列車内で放された場合、大混乱に陥っていた可能性が高い。

 ちなみに、国慶節の大型連休期間中、中国国内の旅行者数は前年比1割増の約7億1000万人に達するという。浙江省の地元紙「銭江晩報」が報じている。

 50匹ものマムシが見つかったのは、スーツケースをX線手荷物検査装置に入れたところ、画面に多くの動く物体が映し出されたためだ。

 駅で警備に当たっていた武装警察官がスーツケースを開けて点検したところ、布製の袋に入れられたマムシが多数見つかったという。

 警察は男の身柄を拘束し、取り調べたところ、「駅の近くで、マムシが安く売られていたので、4kg分買った。生まれ故郷の広東省の田舎では、蛇はよく食べるし、白酒(度数が50度以上の蒸留酒)に浸して『マムシ酒』にする習慣がある」と語るなど、平然とした様子だった。

 警察は男が愉快犯的に、わざとマムシを列車内に放って、混乱を引き起こそうとした疑いがあるとして、厳しく追及したものの、男は「マムシ酒を作るため買った」と供述。頑として容疑を否定したことから、警察は証拠不十分で、男を釈放せざるを得なかったという。

関連キーワード

関連記事

トピックス

炊き出しボランティアのほとんどは、真面目な運営なのだが……(写真提供/イメージマート)
「昔はやんちゃだった」グループによる炊き出しボランティアに紛れ込む”不届きな輩たち” 一部で強引な資金調達を行う者や貧困ビジネスに誘うリクルーターも
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
藤浪晋太郎(左)に目をつけたのはDeNAの南場智子球団オーナー(時事通信フォト)
《藤浪晋太郎の“復活計画”が進行中》獲得決めたDeNAの南場智子球団オーナーの“勝算” DeNAのトレーニング施設『DOCK』で「科学的に再生させる方針」
週刊ポスト
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
「漫才&コント 二刀流No.1決定戦」と題したお笑い賞レース『ダブルインパクト』(番組公式HPより)
夏のお笑い賞レースがついに開催!漫才・コントの二刀流『ダブルインパクト』への期待と不安、“漫才とコントの境界線問題”は?
NEWSポストセブン
パリの歴史ある森で衝撃的な光景に遭遇した__
《パリ「ブローニュの森」の非合法売買春の実態》「この森には危険がたくさんある」南米出身のエレナ(仮名)が明かす安すぎる値段「オーラルは20ユーロ(約3400円)」
NEWSポストセブン
韓国・李在明大統領の黒い交際疑惑(時事通信フォト)
「市長の執務室で机に土足の足を乗せてふんぞり返る男性と…」韓国・李在明大統領“マフィアと交際”疑惑のツーショットが拡散 蜜月を示す複数の情報も
週刊ポスト
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
高校時代にレイプ被害で自主退学に追い込まれ…過去の交際男性から「顔は好きじゃない」中核派“謎の美女”が明かす人生の転換点
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《死刑執行》座間9人殺害の白石死刑囚が語っていた「殺害せずに解放した女性」のこと 判断基準にしていたのは「金を得るための恐怖のフローチャート」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン