バリアフリー化が求められる昨今だが、累計販売台数約2万6000台という、ホンダの「N-BOX車いす仕様車」。軽自動車の扱いやすさを車いす仕様でも継承。普段遣いに介護用にマルチで使えて大ヒット。2018年春に発売予定の改良バージョンは、車いすの乗降がさらにスムーズになるという。
「“移動の喜びを一人ひとりに”。これがホンダの基本理念です。現状では便宜上、“福祉車両”という名称で区分けしていますが、普通のクルマと区分けしないですむときが来ることを願っています。1台で家族全員を幸せにすること、それが私たちクルマメーカーの責務だと考えています」(本田技研工業 福祉事業課 課長 中村彰宏さん)
「介護におけるクルマの役割と責任をひしひしと感じますのは、これまで『ステップワゴン』などのミニバンクラスに乗っていたお客様でも、『N-BOX車いす仕様車』に買い替えるケースが増えてきている現状です。
このクルマなら、外観は福祉車両には見えないし、車いすをのせない時には4人乗りの標準車両としても使え、大きなクルマが苦手な女性でも運転しやすい。そんな理由からお選びいただいています。来春、もっと操作が簡単になった『N-BOX車いす仕様車』を発売予定です。ご期待ください!」(同課N-BOX+車種担当 田村俊輔さん)
※女性セブン2017年11月9日号