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「無害なおっさん」をキープするための「クソオヤジ力検定」

せめて無害な存在でいたい

 寄る年波には勝てない。だが、できれば「クソオヤジ」との呼称は頂きたくないのが人情である。備えあれば憂いなし。コラムニストの石原壮一郎氏が「クソオヤジ力検定」を作成した。

 * * *
 おっさんは、あらゆる場面で若者、とくに若い女性から「このクソオヤジ!」と思われるリスクを背負っています。さすがに面と向かって言われることはありませんが、それだけに自覚がないままどんどんクソオヤジ化が進行してしまいかねません。自分を律して、せめて「無害なおっさん」のポジションをキープしたいところです。

 転ばぬ先の杖というか、危機管理能力を磨くというか、高得点になるほど悲しい「クソオヤジ力検定」を作ってみました。今回のテーマは会社の飲み会。いろんな年代の男女数人ずつが参加している設定です。それぞれ、あなたが「もっとも適切」と思う選択肢を選んでください。

問1 目の前に大皿のサラダが運ばれてきた。向かい側の女性がトングを持ち、全員に取り分けようとしている。「はい、どうぞ」と渡されたが、さて、どう言えばいいか?

【1】せっかくの好意なので「おっ、気が利くねー」とホメる
【2】「なるほど、これが噂の『サラダ取り分け女子』か!」と感心する
【3】「あっ、いや、なんかごめん。ありがとう」とうろたえる

問2 ちょっと遅れてやってきた部長が、参加している女性の中でいちばん年上の40代女性の隣りに「特等席、いいかな」と言いながら座った。望ましい合の手は?

【1】「さすが、抜かりないですね」
【2】「アハハ、部長も冗談がきついですねー」
【3】「うらやましいなー。あとで代わってくださいね」

 はたして、あなたが「もっとも適切」と思った選択肢は、どのぐらいクソオヤジっぽいか。回答を見てみましょう。5点が満点です。

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