芸能

ミスキャンパスに変化 女子アナ志望から「思い出作り」へ

杉浦友紀アナはミスソフィア出身(写真:ロケットパンチ)

 日本でのミスコンの始まりは、明治24年に東京・浅草にあった凌雲閣で芸者約100人を撮影して投票を募った『東京百美人』とされている。それが日本の大学で「ミスキャンパス」として初めて実施されたのが、いまから44年前、1973年の青山学院大学「ミス青山」だった。

 そこから時が経ち、いまやミスキャンパスは全国200大学以上で開催されている。2002年からは各大学のグランプリ受賞者が集まる全国大会「Miss of Miss CAMPUS QUEEN CONTEST」もスタート。近年はミス慶應の主催団体による不祥事や、容姿での選考をセクハラととらえる風潮など逆風もあるが、多くのマスコミの注目を集める一大イベントであることに変わりはない。

 ミスキャンパスがこれほどの注目を集めるのは、多くのグランプリ受賞者が卒業後、「女子アナ」として活躍してきたからだ。まさに女子アナ“内定”への登竜門である。元祖である「ミス青山」からはこれまで、梅津弥英子(フジテレビ)や田中みな実(元TBS)、「ミス慶應」は中野美奈子(元フジ)や竹内由恵(テレビ朝日)ら多くの人気女子アナを輩出してきた。

 しかし今年の候補者たちは、そうした女子アナを目指す学生とは少し毛色が異なるという。約20年間にわたってミスキャンパスの取材を行なってきた菅沼慶氏が今年の学生の特徴をこう解説する。

「近年はミスコンに参加する学生のほとんどが女子アナ志望だったため、“絶対グランプリをとる”と意気込んで火花を散らす学生が多かった。しかし去年あたりからそうした女子アナブームが去り、ミスコン出場者の多くは学生時代の良い思い出作りを重視する傾向になってきました」

 ミスキャンパスは毎年4~6月頃に出場者を募集し、7~9月にファイナリストが選ばれる。そして、10~12月の学園祭でグランプリが決まる流れが一般的だ。その後、全国大会は3月末に行なわれる。ミスキャンパスの中から、“日本一の才色兼備”の栄冠に輝く女子大生は一体誰か?

※週刊ポスト2017年12月1日号

関連記事

トピックス

サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
香港の魔窟・九龍城砦のリアルな実態とは…?
《香港の魔窟・九龍城砦に住んだ日本人》アヘン密売、老いた売春婦、違法賭博…無法地帯の“ヤバい実態”とは「でも医療は充実、“ブラックジャック”がいっぱいいた」
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン
岐路に立たされている田久保眞紀・伊東市長(共同通信)
“田久保派”の元静岡県知事選候補者が証言する “あわや学歴詐称エピソード”「私も〈大卒〉と勝手に書かれた。それくらいアバウト」《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「少女を島に引き入れ売春斡旋した」悪名高い“ロリータ・エクスプレス”にトランプ大統領は乗ったのか《エプスタイン事件の被害者らが「独自の顧客リスト」作成を宣言》
NEWSポストセブン
東京地裁
“史上最悪の少年犯罪”「女子高生コンクリート詰め事件」逮捕されたカズキ(仮名)が語った信じがたい凌辱行為の全容「女性は恐怖のあまり、殴られるままだった」
NEWSポストセブン
「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路とは…(写真/イメージマート)
【1500万円が戻ってこない…】「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路「経歴自慢をする人々に囲まれ、次第に疲弊して…」
NEWSポストセブン
橋幸夫さんが亡くなった(時事通信フォト)
《「御三家」橋幸夫さん逝去》最後まで愛した荒川区東尾久…体調不良に悩まされながらも参加続けていた“故郷のお祭り”
NEWSポストセブン
麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン