偽装難民や不法滞在によって政府が意図しない“移民”が急増し、日本に根を張る。そうして警察が介入できない治外法権エリアが面として広がれば、そこで起こるさまざまな犯罪やトラブルは周辺にも大きく影響するだろう。地域全体として治安が悪化するのは明らかだ。そのツケを払うのは、我々日本国民である。
【PROFILE】坂東忠信●1967年生まれ。1986年、警視庁入庁。機動隊員、刑事などとして勤務。警視庁本部では主に北京語通訳捜査官を務め、中国人犯罪の捜査活動に多く従事。『寄生難民』『在日特権と犯罪』(いずれも青林堂刊)ほか著書多数。
※SAPIO2017年11・12月号