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1400万円で作った旅客機レプリカの活用巡り市民侃々諤々

中国の飛行機ファンの力作を巡って議論に

 中国の東北部、遼寧省に住む飛行機好きの男性が80万元(約1400万円)をかけて、エアバスA320の実物とほぼ同じ大きさのレプリカを製作し、2018年5月にも完成が予定されている。完成の後にはレストランにするか、映画の撮影用として貸し出すプランもあるが、地元政府は「いずれにしても、営業許可が必要」としており、無用の長物になる可能性も残されている。

 エアバスA320は欧州のエアバス社が製造した近・中距離向けで、座席数は150席程度の中規模な商業旅客機。日本ではLCC(格安航空会社)が多く使っており、その価格は9900万ドル(約112億円)となっている。

 同機のレプリカを製造しているのは朱躍成氏で、もともとはオートバイの修理工だったが、飛行機好きが高じて、仕事を辞めて、昨年夏ごろから同機のレプリカの製造を始めたという。

 すでに、外観部分は完成しており、現在は飛行機の内部にとりかかっている。レプリカの全長は37.84mで、高さは12m、主翼部分は36mという。本物のA320は全長37.57m、高さ11.76m、主翼部分は34.09mなので、朱氏が作っているレプリカの大きさは、ほとんど本物と変わらない。

 朱氏は中国紙「北京青年報」の取材に対して、「子供のころから飛行機が大好きで、オートバイの修理工になったのも、飛行機好きだったから。本当はパイロットになりたかった」と語っている。

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