「その前例があるから今回、ハリルジャパンは抽選前にキャンプ地を決めなかった。ただ、試合会場同士が遠ければキャンプ地がどこでも同じこと。協会関係者の間ではすでに“前回と同じ失敗になるのでは……”と不安が囁かれている」(同前)
もともと、冷静に見れば予選突破は険しい道だ。サッカージャーナリストの財徳健治氏はこういう。
「日本が一番格下なのは間違いない。ポーランドには欧州予選で史上最多となる16ゴール(10試合)をあげたロベルト・レバンドフスキ(29、独バイエルン・ミュンヘン)、コロンビアにはブラジルW杯得点王のハメス・ロドリゲス(26、同)がいる。いまの日本代表の最終ラインで抑えられるか不安は大きい」
移動距離を“言い訳”にする姿は見たくない。
※週刊ポスト2017年12月22日号