──杉浦さんといえば、ヌードも厭わないグラビア撮影にも挑戦していますが、脱ぐことに抵抗はないですか?

「まったくありません。キレイに写真を撮ってもらうのは好きですし、今後もオファーをいただけたら嬉しいです。その時に備えて日々体重計にも乗っていますよ(笑い)。もちろん、若い頃に比べれば“肉”のつき方も、つく場所も違いますが、酷くならない一定のレベルは維持したいと思っています。

 昔付き合っていた彼には、『グラビアはやらないで』と言われたこともあります。でも、仕事と彼のどっちをとるかといったら、常に仕事を選んできましたし、様々な人間関係を築きながら、より一つひとつの仕事の大切さを感じるようになりました」

──ネットで犬グッズを販売するセレクトショップを開設し、来年からは商品デザインも手掛ける予定だとか。実業家としての肩書きも加わりますね。

「犬は実家で小学生のころから飼っていましたし、一人暮らしの時代、私が対人恐怖症や自律神経失調症で芸能界から逃げ出したい日々を送っていた時も、飼い犬が唯一の“支え”になってくれました。

 でも、20歳で大きな事務所を辞めてからは、私自身の考え方も大きく変わりました。それまでは好きか嫌いかでしか物事を判断していませんでしたし、私の言動や立ち振る舞いから、多くの人が離れていきました。結局、自分ひとりの力ではなく、アイドル『杉浦幸』をつくってくださっていた周囲の方々の苦労も身に染みて分かったんです。

 それからは、手を差しのべてくれる人たちとのつながりを大事に、自分に至らないところがあったら、何がいけないのか自分自身と向き合い、ちゃんと考えるようになりました。私にとってアイドル時代は、いろいろな意味で人生勉強の貴重な時間だったと思います。

●杉浦幸(すぎうら・みゆき)/1969年4月5日生まれ、東京都出身。1985年、中学卒業後に雑誌『Momoco』に登場し注目され、同年12月、主演ドラマ『ヤヌスの鏡』(フジテレビ系)でデビュー。清純派アイドルとして人気を博す。翌年にはシングル『悲しいな』で歌手活動を開始。2016年、芸能活動30周年を迎えて新曲『密(ひそ)やかな恋』を発売中のほか、自身が厳選した犬グッズを扱うセレクトショップ「mauMina」(マウミーナ)が12月28日オープン。最新情報はオフィシャルブログ『Behind The Mirror』で公開中。

■撮影/渡辺利博

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン