国内

1か月待ちの究極チョコレートを当日入手する裏ワザ

ケンズカフェ東京の『特撰ガトーショコラ』

 人気グルメを食べてみたいけど、行列はイヤ…。そう思う人も少なくないだろう。しかし、入手困難グルメをお手軽に入手する方法はあるのだという。

「デパ地下には行列回避のチャンスが転がっている」と教えてくれたのは、グルメ評論家のスイーツ番長さんだ。

「池袋・東武百貨店の『全国銘菓撰』など、大手デパートならお菓子のセレクトショップを設置している。どのセレクトショップも人気商品を誘致しようと必死です。もし入手困難な商品の誘致に成功すれば、デパートの評判が上がるわけです。だから時々びっくりするような幻のスイーツが置いてあることもあるんです」

 番長さんが推奨する行列回避グルメは、新宿に本店を構えるケンズカフェ東京の『特撰ガトーショコラ』だ。小麦粉を使わず、チョコレートとバターと卵にグラニュー糖のみで作られた“究極のチョコレートケーキ”と名高い。

「最近は行列どころか、1か月以上の予約待ちの状態ですが、池袋の東武百貨店の『全国銘菓撰』と松屋銀座の『銘家逸品』では当日入手できます」(番長さん)

 早速、松屋銀座に足を運んでみると、「申し訳ありません。午前中で売り切れたんです」と空振り。慌てて、その足で池袋の東武百貨店へ向かった。心のなかでは「ダメかもしれない」と諦めモードだったが、東武百貨店では売り切れることなく、記者を待っていてくれた。両店舗とも午前中の早い時間に買いに行けば、当日入手できる可能性は高い。

『神楽坂紀の善』の売り切れ必至の人気和スイーツ『抹茶ババロア』もデパートでの販売が日替わりで行われる。

 火曜は松屋銀座『銘家逸品』と新宿高島屋、日本橋高島屋『銘菓百選』。水曜、金曜は日本橋三越本館『菓遊庵』。木曜は東武百貨店『全国銘菓撰』。

「入荷時間を電話で問い合わせて、取り置きしてもらうと、好きな時間に取りに行くことができるため、並ばずに購入できます」(デパ地下マニア)

 電話での“取り置き”が可能なのはここだけではない。あるグルメライターが声を潜める。

「行列スイーツの代名詞、京都『出町ふたば』の『名代豆餅』も電話一本で行列をかき分けることができます」

 創業1899年の老舗『出町ふたば』。8時半のオープンから17時半の閉店まで、人の列が途切れることはない。大行列を電話一本で回避できるなんて虫の良い話、にわかに信じることができない。不安を覚えつつも、電話をかけてみた。

「すみません。5つほど…」。記者が話し終わらないうちに「ご予約ですね? いつの予約ですか」と、慣れた調子。

 翌日17時に予約して、指定の時間に店に出向くと、遠くからでも店前の長~い行列が見える。本当にこの列を無視できるのか…。

 店頭を見渡しても、予約客への案内などは一切ない。忙しそうにしている店員に恐る恐る「予約した者ですけど…」と声をかけると、「はい! うかがってます。5個で900円ね」。こちらの不安をよそに、手際よく包みを手渡してくれた。もちろん一部の行列客からは、冷ややかな目線を投げかけられたことは言うまでもない。

※女性セブン2018年1月4・11日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
NEWSポストセブン
Benjamin パクチー(Xより)
「鎌倉でぷりぷりたんす」観光名所で胸部を露出するアイドルのSNSが物議…運営は「ファッションの認識」と説明、鎌倉市は「周囲へのご配慮をお願いいたします」
NEWSポストセブン
逮捕された谷本容疑者と、事件直前の無断欠勤の証拠メッセージ(左・共同通信)
「(首絞め前科の)言いワケも『そんなことしてない』って…」“神戸市つきまとい刺殺”谷本将志容疑者の“ナゾの虚言グセ”《11年間勤めた会社の社長が証言》
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“タダで行為できます”の海外インフルエンサー女性(26)が男性と「複数で絡み合って」…テレビ番組で過激シーン放送で物議《英・公共放送が制作》
NEWSポストセブン
ロス近郊アルカディアの豪
【FBIも捜査】乳幼児10人以上がみんな丸刈りにされ、スクワットを強制…子供22人が発見された「ロサンゼルスの豪邸」の“異様な実態”、代理出産利用し人身売買の疑いも
NEWSポストセブン
谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
アメリカの女子プロテニス、サーシャ・ヴィッカリー選手(時事通信フォト)
《大坂なおみとも対戦》米・現役女子プロテニス選手、成人向けSNSで過激コンテンツを販売して海外メディアが騒然…「今まで稼いだ中で一番楽に稼げるお金」
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
ジャスティン・ビーバーの“なりすまし”が高級クラブでジャックし出禁となった(X/Instagramより)
《あまりのそっくりぶりに永久出禁》ジャスティン・ビーバー(31)の“なりすまし”が高級クラブを4分27秒ジャックの顛末
NEWSポストセブン
愛用するサメリュック
《『ドッキリGP』で7か国語を披露》“ピュアすぎる”と話題の元フィギュア日本代表・高橋成美の過酷すぎる育成時代「ハードな筋トレで身長は低いまま、生理も26歳までこず」
NEWSポストセブン
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン