国内

命名権ビジネスによるカタカナ施設の氾濫は「わかりづらい」

新宿にできたバスターミナルは「バスタ新宿」(時事通信フォト)

 あれ、この施設ってこんなカタカナの名前だっけ? そう疑問を抱く機会が年々増えている。“経済効果試算”でお馴染みの宮本勝浩・関西大学名誉教授(72)はこう嘆く。

「わかりづらいですわ。大阪駅直結のホテルは『大阪ターミナルホテル』で覚えやすかったのに、『ホテルグランヴィア大阪』(1995年~)に変わり、『大阪府立体育会館』は命名権ビジネスで『エディオンアリーナ大阪』(2015年~)になった。カタカナ名にすると、経済効果の上では集客力や注目度がアップしますよ。でも、高齢者は混乱しますわ」

 命名権ビジネスに自治体が参入し、全国にカタカナ施設が氾濫している。「八王子市民会館」は「オリンパスホール八王子」(2011年~)、「京都会館」は「ロームシアター京都」(2012年~)、「宮城県民会館」に至っては「東京エレクトロンホール宮城」(2008年~)になり、東京にあるのか宮城にあるのかさえよくわからない。

「『渋谷ヒカリエ』に『バスタ新宿』、『キラリトギンザ』、上野には『フロンティアタワー』で、名古屋には『グローバルゲート』……とにかく馴染めない。昔の『東京全日空ホテル』が『ANAインターコンチネンタルホテル東京』というのも長ったらしくて……」(70代・男性)

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