これに対して、国家海洋局は2017年5月ごろ、海南省政府から聞き取りを行い、環境影響評価算定書も仔細に検討。その結果、さきごろ「プロジェクトが施行されれば、自然環境に極めて重大な影響が及ぼすことが考えられる」などとして、プロジェクトを認可しない方針であることを発表している。
このニュースを報じた香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」の書き込み欄には「最近、三亜に行ってきたけれども、空港は閑散としていた。新たな空港を建設する必要はないように感じた」との読者の声が寄せられている。ちなみに、海南省政府は三亜市の新空港の乗降客を年間6000万人と見込んでいるが、この数字は東京国際空港(羽田)の国内便年間利用者数(2016年)の約6495万人に近い。