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柴俊夫が倉本聰氏の合宿で学んだ大切なこと

2018.01.14 07:00

 映画史・時代劇研究家の春日太一氏がつづった週刊ポスト連載『役者は言葉でできている』。今回は、『やす

 映画史・時代劇研究家の春日太一氏がつづった週刊ポスト連載『役者は言葉でできている』。今回は、『やすらぎの郷』に出演した柴俊夫が、30年以上前に倉本聰ドラマに出演したとき、倉本による合宿に参加した思い出について話した言葉を紹介する。

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 柴俊夫は1983年、渡哲也主演のテレビシリーズ『西部警察PART―III』に「タイショー」こと山県刑事役で出演した。

「渡さんに『荒唐無稽の番組ですが、ひとつ協力してください』と言われて出ることにしました。

 撮影初日から物凄い量の火薬が使われて運転したり拳銃を撃ったりするものだから、芝居どころではなかったです。僕はアクション俳優でないから、そういう現場ってあまり知らなかったんです。でも、こういう純粋に楽しませる作品というのも大事だと思って、楽しみました。

 石原プロって体育会系のイメージがあるので、渡さんに『柴』とか『柴君』とか呼ばれるのかと思ったのですが、『柴さん』なんですよ。ですから、僕もたとえ年下でも出ている連中はみんな『さん』付けで呼びました。『舘さん』『峰さん』って」

 倉本聰のドラマには1975年の『6羽のかもめ』(フジテレビ)や1982年の『君は海を見たか』(フジテレビ)などに出演した。

「『君は海を見たか』では倉本先生が合宿をしたんです。ショーケンと僕と関根恵子(当時)と伊藤蘭とかを集めて。その時に自分たちでワンシーンの芝居を作るという課題を出されまして。

 僕が居酒屋の主人をやってそこにショーケンと伊藤蘭が客で来るという設定で芝居をしました。全てその場のアドリブで。そういうことを通して、普段の日常をどう見つめ、それをどう表現するのか、その大切さを教えられた気がします。

 ですから、よく西田敏行が山手線に乗って人間観察をしていると言いますが、僕も同じです。それを自分の芝居に引きつける技量が、西田はとてつもない」

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