ライフ

「4LDKを若い女の子で埋めたい」と語った富裕層男性の願望

 実業家や業界人といったハイスペック男性をつかまえるべく、夜な夜なキラキラした飲み会を開く「港区女子」。その飲み会で知り合う男性たちからは、ときに思わぬ提案をされることがあるという。いわゆる“パパ”になりたいという申し出だ。現役の「港区女子」で、「月間100人」の合コン経験を通じて多くの男性を見てきたコラムニストの吉川リサコ氏が、最近出会った男性から言われた“奇妙な提案”を紹介する。

 * * *
「月15万でどう?」という目の前の中年男からの言葉に、私は「意外に安い! ん? 高い? え? 安い? ん?」とグルグル困惑していた。目の前に座る男は50過ぎの中小企業の社長。見た目はコロコロに太ったアザラシである。彼とも欲望渦巻く六本木の飲み会で知り合った。

「パパ活」という言葉が騒がれる現代。多分これはパパになりたいという申し出だろう。普通の感覚で言えば、生々しい関係はナシで月15万もらえるという条件、「私は大丈夫、全然あり」なんていう女はたくさんいるんだろうが、私は数々のハイスペを転がしてきた正真正銘の港区女子である。目の前にいるアザラシから月15万。しかもけっこうお金持ってるはずなのに、15万?とだんだん腹が立ってきた。

 聞けば毎週1~2回デートして、ホテルに行き、服を脱いだ姿を2時間眺めさせてほしいというではないか。それで15万? やっぱり安い。

 他にもお金や家まで提示して来た男性は数多くいる。都合のいい愛人を求めている金持ちはいくらでもいるだろうが、ある飲み会で知り合った初老男性の願望は不思議なものだった。その男性は杖をついて、秘書を従えてまで飲み会に参加してきた。

 その男性は、都内一等地に持つ4LDKの家を若いかわいい女の子で埋めたいということだった。月30万円の生活費を渡す。家賃もなし。自立も応援するから、毎晩添い寝をしてほしいと、留守電が長々と入っていた。この条件には少し揺れた私であったが、4LDKは、まだ全ての部屋が空いていると聞き、何か変だと感じて思い留まった。


関連キーワード

関連記事

トピックス

野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
8月20日・神戸市のマンションで女性が刺殺される事件が発生した(右/時事通信フォト)
《神戸市・24歳女性刺殺》「エレベーターの前に血溜まり、女性の靴が片方だけ…」オートロックを突破し数分で逃走、片山恵さん(24)を襲った悲劇の“緊迫の一部始終”
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン
話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン
決勝の相手は智弁和歌山。奇しくも当時のキャプテンは中谷仁で、現在、母校の監督をしている点でも両者は共通する
1997年夏の甲子園で820球を投げた平安・川口知哉 プロ入り後の不調について「あの夏の代償はまったくなかった。自分に実力がなかっただけ」
週刊ポスト
真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン
中居正広氏の騒動はどこに帰着するのか
《中居正広氏のトラブル事案はなぜ刑事事件にならないのか》示談内容に「刑事告訴しない」条項が盛り込まれている可能性も 示談破棄なら状況変化も
週刊ポスト
離婚を発表した加藤ローサと松井大輔(右/Instagramより)
「ママがやってよ」が嫌いな言葉…加藤ローサ(40)、夫・松井大輔氏(44)に尽くし続けた背景に母が伝えていた“人生失敗の3大要素”
NEWSポストセブン
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
【観光客が熊に餌を…】羅臼岳クマ事故でべテランハンターが指摘する“過酷すぎる駆除活動”「日当8000円、労災もなし、人のためでも限界」
NEWSポストセブン
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《金メダリスト・北島康介に不倫報道》「店内でも暗黙のウワサに…」 “小芝風花似”ホステスと逢瀬を重ねた“銀座の高級老舗クラブ”の正体「超一流が集まるお堅い店」
NEWSポストセブン
夏レジャーを普通に楽しんでほしいのが地域住民の願い(イメージ)
《各地の海辺が”行為”のための出会いの場に》近隣住民「男性同士で雑木林を分け行って…」 「本当に困ってんの、こっちは」ドローンで盗撮しようとする悪趣味な人たちも出現
NEWSポストセブン