◆冬バテ防ぐ呼吸法
重篤な病気に襲われる前に、しっかりした「冬バテ対策」を心がけたい。前出の福永氏と大谷氏が、日常生活の中でいつでも簡単にできる方法を提唱する。
「人間は寒いとあまり水を飲みません。しかし冬でも呼吸はするし汗もかきますから、絶えず水分が失われているわけです。水を飲まないと血流が悪くなり、血管への負荷も大きくなる。風呂上がりや寝る前のタイミングで、意識して水を飲むようにしましょう」(福永氏)
「通常は息を吸う時間と吐く時間の割合は1対2ですが、これが1対3や1対4になるよう、吸った息を長くゆっくり吐くことで副交感神経が優位となります。冬バテによる体調不良やストレスを感じたら、この呼吸法を30秒~1分間やるだけで自律神経を整える効果があります」(大谷氏)
例年より気温が低く、寒暖差の大きい今冬は、特に注意が必要だ。
※週刊ポスト2018年2月2日号