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港区女子「ハイスペ男性にハートのメールは通用しない」

一般的な恋愛テクニックは「使えない」という

 実業家や外資系金融勤務、医者や弁護士といった“ハイスペック男性”をつかまえるべく、港区の高級レストランや会員制バーでキラキラした飲み会を開く「港区女子」。彼女たちはどうやってハイスペ男性に選ばれようとしているのか。現役港区女子でコラムニストの吉川リサコ氏が解説する。

 * * *
 女性向けの恋愛指南がまとめられたサイトや女性誌などで、こんな「駆け引き」が推奨されていることがある。

「誘われたら焦らして。なかなか会えない女を演出」
「メールをマメに。ハートマークは男性にとても有効」
「合コンには遅れていくことで印象が強まる」

 こんな恋愛術を全面的に否定したのは、ハイスペック男性3人と同時に付き合い、全員からプロポーズされ、いまやセレブ妻となった友人アイである。彼女はそもそもハイスペ男に対して自分から連絡をしない女であった。理由についてこう語っていた。

「ハイスペに媚を売ったり、自分から誘ったり、ハートたくさんつけたりして、構って構ってメールする女なんか、たくさんいるの。そんな女たちと同じことしても、何の価値もない。ハイスペにはあくまでも自発性を持たせないと意味がない」

 忙しいハイスペ男に「なにしてるのー?」「ひまかな?」「連絡くださーい」「忙しいかな?? 会えたら嬉しいな」なんてメールをしているうちは、三流港区女子だと思う。彼らのスマホには、同じようなメールが、毎日アラームのスヌーズのように、執拗に入ってくるのである。そもそも仕事で忙しい彼らが、女のくだらないメールに返信している暇はないのだ。

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