ビジネス

ラブホテルがシニア客取り込みに活路、荷物運びサービスも

ラブホテル業界に大きな変化が起きている

 いまラブホテル業界に大きな変化が起きている。利用客の半数以上をシニア層が占めるホテルが増え、いつまでもセックスしたいというニーズに応えるサービスが続々登場しているのだ。

 ラブホといえば、従業員と顔を合わせずに済んだり、記帳の必要がなかったりという「匿名性」が特徴だが、あえてスタッフが積極的にサービスを働きかける店舗もある。東京・鶯谷の「ホテルAPIO鶯谷」だ。

「当店は宿場町の旅館をルーツにしており、その名残もあって積極的にお客様にお声がけしています。荷物を部屋までお持ちしたり、階段の上り下りをサポートすることも多いです。エアコンやカラオケの操作などでも分からないことがあればお部屋まで伺います」

 荷物運びサービスは、シニア男性客の心をつかむための取り組みだという。

「年金支給がある偶数月の10~20日は『アクティブデー』として、65歳以上の方には延長15分サービスまたはオロナミンC無料サービスのどちらかを行なっています。いつも来てくださる方への感謝の気持ちを表わしたい」(支配人)

 常連客の中には、同行する女性との馴れそめをスタッフに話してくる人もいるという。ラブホテルの運営管理業務に携わり、業界の内情に詳しいTRUSTAR代表取締役の嶋野宏見氏がいう。

「様々なサービスが登場する背景には、若者のラブホ利用が減ったことで、相対的にシニア世代の取り込みが急務となっていることが大きい。シニアは“肌と肌のふれあいによる心の充足”も重視する。“男女の時間を大切にできるサービス”が求められているのではないでしょうか」

※週刊ポスト2018年3月9日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン