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ハイスペ男の「君と結婚すればよかった」を信じてはならない

甘い言葉に転がされる港区女子を吉川氏がリポート

 経営者や医師、弁護士といったハイスペックな男性たちと夜な夜な港区界隈で飲み会を繰り広げる「港区女子」。そんな彼女たちは、男性たちの“口説きの常套句”をわかっている……はずなのに、それでも失敗することがある。現役港区女子の吉川リサコ氏がリポートする。

 * * *
 先日、都内でも「超」のつく高級住宅街に住むマキの家に行った。マキは社長秘書をしていたバイリンガルで、港区女子からセレブ妻になった桐谷美玲そっくりの美女。外資系企業の役員であるアメリカ人のハイスペック男性と結婚し、最近赤ちゃんが生まれたのだ。私はその赤ちゃんを見に行った。

 彼の会社の待遇は素晴らしく、シッターサービスも充実。掃除や洗濯してくれる家事代行サービスも使える。アメリカ人の夫は夕飯も作ってくれるらしい。何も不自由ない生活?

 ところが、久しぶりに会ったマキは疲れ切った顔をしていて、会うなり、「ごめん、寝かせて! 子供が泣いたら起こして!」という。

 聞けば、アメリカ人の夫との結婚スタイルは夜が必須らしく、毎日のように求められるという。子供が生まれてからは、平日はシッターを利用しながらもワンオペ育児。夜は夜泣き対応に加え、週3回以上彼に応えている。「これ以上減ったら、決定的なレス問題だ」「譲れない!」と騒がれるという。

 産後で疲れてるし、ほんと苦痛。レス夫婦が羨ましい。女として見られなくていいから、レスで暮らしたい。マキはそう嘆いた。

 かたや、そんなマキを羨むであろう女性がいる。

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