日本人の外資系金融アナリスト、コウジと結婚したサヤカである。サヤカの夫婦は立派なレスである。週3回? とんでもない。結婚して2年。最近は、月に1度もないのが悩みだという。

 港区飲み会では、既婚ハイスペ男は決まってこんなことをいう。

「君みたいな可愛い子が奥さんなら、毎日なのに」
「君が奥さんなら毎日きちんと家に帰るよ」

 サヤカもまた、そう言われていた1人だった。コウジはバツイチだった。前妻との離婚理由は「価値観の不一致」。

 出会ってからも付き合ってからも、彼は「サヤカとなら、前の妻と送ったような結婚生活にはならない自信がある」「最初からサヤカと出会っていればよかった」と繰り返した。サヤカも「この人となら」と思い始めていた頃、子供を授かり結婚した。

 しかし妊娠してから彼は徐々に変わり、帰宅が遅くなり、出産してからはレス状態になったらしい。

 そんなコウジに最近口説かれたのは、私の知人・ナツミである。ナツミはサヤカと面識はないが、私にこんな話を嬉しそうにした。

「コウジさんって、結婚したけど、結婚を後悔してるんだって。私と結婚すればよかったって会うたびに言うの(笑)。

 奥さんのこと、女として見られないって。私と結婚したら、今の奥さんとみたいな関係は絶対ありえないって毎回言ってくれるよ!」

 ああ、この男は同じことを繰り返している……。そしてナツミもサヤカと同じ言葉で転がされようとしているのだ。

 ナツミは、私が「それ、本心かな」と問うと、「この前会った時だって、“誕生日プレゼント何がいい?”って、そのままプラダでお財布買ってくれたし、絶対本気だよ」とムキになった。

 ハイスペの武器、「経済力」である。プレゼントをしたり、高級な店でディナーをご馳走したりすることに、「本気」は伴わない。

関連記事

トピックス

雅子さまが三重県をご訪問(共同通信社)
《お洒落とは》フェラガモ歴30年の雅子さま、三重県ご訪問でお持ちの愛用バッグに込められた“美学” 愛子さまにも受け継がれる「サステナブルの心」
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
一般女性との不倫が報じられた中村芝翫
《芝翫と愛人の半同棲にモヤモヤ》中村橋之助、婚約発表のウラで周囲に相談していた「父の不倫状況」…関係者が明かした「現在」とは
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《噂のパートナーNiki》この1年で変化していた山本由伸との“関係性”「今年は球場で彼女の姿を見なかった」プライバシー警戒を強めるきっかけになった出来事
NEWSポストセブン
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
「とにかく献金しなければと…」「ここに安倍首相が来ているかも」山上徹也被告の母親の証言に見られた“統一教会の色濃い影響”、本人は「時折、眉間にシワを寄せて…」【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
マレーシアのマルチタレント「Namewee(ネームウィー)」(時事通信フォト)
人気ラッパー・ネームウィーが“ナースの女神”殺人事件関与疑惑で当局が拘束、過去には日本人セクシー女優との過激MVも制作《エクスタシー所持で逮捕も》
NEWSポストセブン
デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
部下と“ホテル密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト/目撃者提供)
《前橋・小川市長が出直し選挙での「出馬」を明言》「ベッドは使ってはいないですけど…」「これは許していただきたい」市長が市民対話会で釈明、市議らは辞職を勧告も 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン