国内

還暦オバ記者 電動自転車に乗って茨城の実家へ93.5km走破

AM7:15 神保町からスタート

 最近人気の電動アシスト自転車。果たしてどれほどの距離を走ることができるのか? 朝7時15分、東京・神保町を出発した還暦記者の“オバ記者”こと野原広子は実家のある茨城まで93.5kmの電動アシスト自転車の旅に出た。その11時間にも及ぶ記録である――。

「最悪な天気でなければ、50kmくらいまでは誰でも行けちゃうんですよ。問題はその先。どこで心が折れるか」

 出発前日、本格的な自転車乗りのS氏(40才)からそう言われたせいか、地図で全行程を確認すればするほど気が重い。

 そんな弱気の虫も、『ビビ・KD』(パナソニック)のペダルを踏むまでだったね。足に軽~く力をかけただけなのに、スイ!と進むんだもの。予備のバッテリーも用意したし、「それ行け!」

 気温7℃。自転車の設定は、約70kmを電動アシストするオートマチックモードに設定して、国道6号を一気に四ツ木橋へ。快調、快調。荒川土手が見えてきた。ここは、『3年B組金八先生』のロケ地だったところ。ロン毛だった武田鉄矢がふと浮かんだけれど、それも一瞬のこと。川風に叩かれて顔と頭の地肌が冷たいというより、痛いの。

 大型トラックがビュンビュン走る国道6号線を、高校生やサラリーマンたちの自転車が走り抜けていく。それを追っかけて身も心も軽快! そのうち、前を走るいかにも高価そうなサイクリング車の30代の男をスイと追い抜いたりして、もう、なんて気持ちいいの!

 電動アシスト自転車がどんなものか、なんとなくわかってきたところで、いろんな機能を確かめてみた。

 左手側ハンドルにバッテリーの残量がわかる計器(エコナビ液晶スイッチ)がついている。それを見ながら、約59kmを力強くアシストするパワーモードにしたり、約100kmをアシストするというロングモードに変えてみたり。

 3つのモードは、手元のボタンひとつで切り替わるから、あっという間に自由自在。試しに電源を切って、アシストなしで走ってみて、また驚いた。もちろんアシストがない分、足は重くなるけど、だからこそ自転車のバランスの良さが際立つの。

 こう見えて私は、これまで16台のママチャリを乗り継いでいる。ハンドル、サドル、ペダルの3点のバランスにはちょっとうるさいのよね。これなら、万が一に電源が切れても大丈夫って、信頼感が一気に増しちゃった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
横浜地裁(時事通信フォト)
《アイスピックで目ぐりぐりやったあと…》多摩川スーツケース殺人初公判 被告の女が母親に送っていた“被害者への憎しみLINE” 裁判で説明された「殺人一家」の動機とは
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
記者が発行した卒業証明書と田久保市長(右/時事通信)
《偽造or本物で議論噴出》“黄ばんだ紙”に3つの朱肉…田久保真紀・伊東市長 が見せていた“卒業証書らしき書類”のナゾ
NEWSポストセブン
JESEA主席研究員兼最高技術責任者で中国人研究者の郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「箱根で見られた“急激に隆起”の兆候」「根室半島から釧路を含む広範囲で大きく沈降」…5つの警戒ゾーン
週刊ポスト
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト