三菱鉛筆では鉛筆「uni」発売50周年の2008年から始まった「鉛筆けずり入社式」を行っている。小刀で心を込めて削った鉛筆で、現在の“初心”を書き残す。
さらに、内定式と入社式でサイクリングを行なう自転車メーカーのホダカ、「折り紙ヒコーキ」を飛ばす日本航空グループなどがある。日本航空の入社式は航空機の格納庫で実施され、新入社員は、先輩社員から入社を感謝したメッセージが書かれた折り紙ヒコーキを渡され、入社の想いや覚悟を書いて一斉に飛ばす。
そこには新たな一歩を踏み出す若者たちを見つめる、厳しくも温かい視線がある。
◆取材・文/戸田梨恵
※週刊ポスト2018年4月13日号