国内

2020年に小学校でプログラミング必修化 裾野広がる期待

子供のプログラミング学習が人気(写真/アフロ)

 2020年から「プログラミング」が小学校の必修科目に。 既に、コンピューターは子供たちにとって日用家電の1つとなっている。

「子供にとってはゲームと同じような感覚で学べて、さらに思い通りのゲームを作れるようになったりするので楽しいみたい。よくわからないゲームをやらせるよりはプログラミングを勉強させた方がいいかなと思います」(小学2年生の娘を持つ40代女性)

 小学生のためのプログラミングスクール・Tech Kids Schoolを運営する、CA Tech Kids広報担当の真下紗枝さんが言う。

「ワークショップやスクールに関心を持つ小学生、その保護者の数は年々増加し、CA Tech Kidsが開催するCAMP(短期講習)への参加者はここ3年で10倍近くになりました。現在、全国23都道府県で教室を開校するほか、小学校でのプログラミング出張授業や各地での体験イベントも実施し、どれもたくさんの人に参加いただいています」

 スクールに通うことができなくとも、小学生を対象としたプログラミング学習書籍は多く発刊されている。『サイバーエージェント公式 こどもプログラミング』(小学館)はスクール独自のメソッドで教育関係者も注目の一冊だ。

 このような高まりを見せる中、3月27日にある発表会が行われた。プログラミング学習と、デザインなどのクリエーティビティーを学ぶ小学生向けのプログラム『Kids Creator’s Studio「未来の創り手」』の成果報告会だ。このプログラムは、コンピューター・ソフトウェア会社のアドビシステムズと、Tech Kids Schoolが共同で主催した本格的なクリエーター教育。

 昨年10月から5人の小学生らがのべ100時間にわたり、プログラミング言語とデザインツールの講習を受け、オリジナルのアプリケーションを開発し、その成果をプレゼンした。

 プログラムを受講した5名の小学生たちの中には、もともとTech Kids Schoolに通っていた生徒も。スクールでは子供向けプログラミング学習ソフト「Scratch(スクラッチ)」を用いてゲーム開発を行いながら、基礎を学ぶ。

 その後は本格的なプログラミングへと移行し、iPhoneアプリ開発や3Dゲームエンジン「Unity(ユニティ)」を学ぶことができる流れだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

”ネグレクト疑い”で逮捕された若い夫婦の裏になにが──
《2児ママと“首タトゥーの男”が育児放棄疑い》「こんなにタトゥーなんてなかった」キャバ嬢時代の元同僚が明かす北島エリカ容疑者の“意外な人物像”「男の影響なのかな…」
NEWSポストセブン
クマ対策には様々な制約も(時事通信フォト)
《クマ対策に出動しても「撃てない」自衛隊》唯一の可能性は凶暴化&大量出没した際の“超法規的措置”としての防御出動 「警察官がライフルで駆除」も始動へ
週刊ポスト
滋賀県草津市で開催された全国障害者スポーツ大会を訪れた秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
《“透け感ワンピース”は6万9300円》佳子さま着用のミントグリーンの1着に注目集まる 識者は「皇室にコーディネーターのような存在がいるかどうかは分かりません」と解説
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下主催の「茶会」に愛子さまと佳子さまも出席された(2025年11月4日、時事通信フォト)
《同系色で再び“仲良し”コーデ》愛子さまはピンクで優しい印象に 佳子さまはコーラルオレンジで華やかさを演出 
NEWSポストセブン
「高市外交」の舞台裏での仕掛けを紐解く(時事通信フォト)
《台湾代表との会談写真をSNSにアップ》高市早苗首相が仕掛けた中国・習近平主席のメンツを潰す“奇襲攻撃”の裏側 「台湾有事を看過するつもりはない」の姿勢を示す
週刊ポスト
クマ捕獲用の箱わなを扱う自衛隊員の様子(陸上自衛隊秋田駐屯地提供)
クマ対策で出動も「発砲できない」自衛隊 法的制約のほか「訓練していない」「装備がない」という実情 遭遇したら「クマ撃退スプレーか伏せてかわすくらい」
週刊ポスト
真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン
文京区湯島のマッサージ店で12歳タイ少女を働かせた疑いで経営者が逮捕された(左・HPより)
《本物の“カサイ”学ばせます》12歳タイ少女を働かせた疑いで経営者が逮捕、湯島・違法マッサージ店の“実態”「(客は)40、50代くらいが多かった」「床にマットレス直置き」
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《いきなりテキーラ》サンタコスにバニーガール…イケイケ“港区女子”Nikiが直近で明かしていた恋愛観「成果が伴っている人がいい」【ドジャース・山本由伸と交際継続か】
NEWSポストセブン
Mrs. GREEN APPLEのギター・若井滉斗とNiziUのNINAが熱愛関係であることが報じられた(Xより/時事通信フォト)
《ミセス事務所がグラドルとの二股を否定》NiziU・NINAがミセス・若井の高級マンションへ“足取り軽く”消えた夜の一部始終、各社取材班が集結した裏に「関係者らのNINAへの心配」
NEWSポストセブン
山本由伸(右)の隣を歩く"新恋人”のNiki(TikTokより)
《チラ映り》ドジャース・山本由伸は“大親友”の元カレ…Niki「実直な男性に惹かれるように」直近で起きていた恋愛観の変化【交際継続か】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 内部証言で判明した高市vs習近平「台湾有事」攻防ほか
「週刊ポスト」本日発売! 内部証言で判明した高市vs習近平「台湾有事」攻防ほか
NEWSポストセブン