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ミス日本ファイナリスト密着映画が捉えた「ミスたちの涙」

ミスの活動は地方を訪れることも

 ミス日本を題材に製作された異色のドキュメンタリー映画『夢こそは、あなたの生きる未来』がこの秋、公開される。作品では2016年度のコンテストに挑むファイナリストたちの様子とコンテスト後の彼女たちの姿や本音に迫っている。製作総指揮の飯塚冬酒氏が撮影について語る。

「1年半の間、のべ170日、500時間以上の撮影をしました。撮影中、我々はファイナリストに対しドキュメンタリーに重要な被写体との関係性をできる限り排除して撮影に挑み、カメラはその場にただ空気のように存在し彼女らの言動や表情を追い続けることで、より生々しいドキュメンタリー映画を目指しました」

 また、本作の小野篤史監督はあえて撮影現場に立ちあわず、膨大な映像素材から彼女たちの物語を紡ぎだすことに専念した。その理由を小野氏が語る。

「新しい視点で物語にすることで、客観性のあるドキュメンタリーにしたいという意図がありました。ミス日本コンテストの大きな特徴ともいえる勉強会の様子やコンテスト当日だけでなく、受賞後の彼女らの”生きる道”を映し出すことでミス日本の本質とは何かが分かるはずです」

 映画の中では年齢も育った環境も、出場の目的さえも異なるファイナリストたちが勉強会で日本の歴史や文化を学び、時には泣き出してしまう姿までもが克明に描かれている。華やかなコンテストの裏にある、女性たちの苦悩と努力が観る者の胸に迫る。コンテストで「みどりの女神」に選出された飯塚帆南に映画の見どころを聞いた。

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