ライフ

ミス日本ファイナリスト密着映画が捉えた「ミスたちの涙」

ミスの活動は地方を訪れることも

 ミス日本を題材に製作された異色のドキュメンタリー映画『夢こそは、あなたの生きる未来』がこの秋、公開される。作品では2016年度のコンテストに挑むファイナリストたちの様子とコンテスト後の彼女たちの姿や本音に迫っている。製作総指揮の飯塚冬酒氏が撮影について語る。

「1年半の間、のべ170日、500時間以上の撮影をしました。撮影中、我々はファイナリストに対しドキュメンタリーに重要な被写体との関係性をできる限り排除して撮影に挑み、カメラはその場にただ空気のように存在し彼女らの言動や表情を追い続けることで、より生々しいドキュメンタリー映画を目指しました」

 また、本作の小野篤史監督はあえて撮影現場に立ちあわず、膨大な映像素材から彼女たちの物語を紡ぎだすことに専念した。その理由を小野氏が語る。

「新しい視点で物語にすることで、客観性のあるドキュメンタリーにしたいという意図がありました。ミス日本コンテストの大きな特徴ともいえる勉強会の様子やコンテスト当日だけでなく、受賞後の彼女らの”生きる道”を映し出すことでミス日本の本質とは何かが分かるはずです」

 映画の中では年齢も育った環境も、出場の目的さえも異なるファイナリストたちが勉強会で日本の歴史や文化を学び、時には泣き出してしまう姿までもが克明に描かれている。華やかなコンテストの裏にある、女性たちの苦悩と努力が観る者の胸に迫る。コンテストで「みどりの女神」に選出された飯塚帆南に映画の見どころを聞いた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

香川県を訪問された秋篠宮妃紀子さまと次女・佳子さま(2025年10月3日、撮影/JMPA)
《母娘の秋色コーデ》佳子さまはベージュ、紀子さまはホワイトのセットアップ アクセサリーはパールで共通もデザインで“違い”を見せられた
NEWSポストセブン
イベントの“ドタキャン”が続いている米倉涼子
《女優・米倉涼子に異変》体調不良でイベント“ドタキャン”が相次ぎ…8月からインスタの更新はストップ「お答えいたしかねます」回答
NEWSポストセブン
永野芽郁に業界からラブコール
《金髪写真集をフィリピンで撮影済み》永野芽郁、すでに民放キー局から「連ドラ出演打診」も…今も業界から評価される「プロ意識」
NEWSポストセブン
お召し物のカラーとマッチしたイヤリング(2025年10月2日、撮影/JMPA)
《あっという間に》「また“佳子さま売れ”」香川ご訪問で着用の漆のイヤリングが売り切れ状態に 紀子さまは刺繍のイヤリングをお召しに
NEWSポストセブン
予選落ちした渋野日向子(AFP=時事)
《予選落ちで大泣きの渋野日向子》米ツアーのシード権は厳しい状況…日本ツアースポット参戦の結果次第で来季は日本の3年シードがスタートになる可能性も
NEWSポストセブン
一般の人々が公務中の皇族を撮影することはマナー違反なのか。宮内庁に取材した(時事通信フォト)
《「非礼ではないか」の声も》宮内庁が回答した「一般の方々」の“撮影・投稿ルール” とは…佳子さま“どアップ”動画に称賛も、過去には“寝顔盗撮”が問題に
NEWSポストセブン
“ラブホテル通い”を認めた小川晶・前橋市長
《前橋市長が利用した露天風呂付きラブホ》ベッド脇にローテーブルとソファ、座ると腰と腰が密着…「どこにどのように着席して相談したのか」疑問視される“部屋の構造”
週刊ポスト
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《自分の身体で稼いだものだ》「タダで行為できます」金髪美女インフルエンサー(26)、離婚手続きで夫サイドと資産めぐり対立「一部が分配されるべき」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
「家に帰るのが幸せ」大谷翔平がリフレッシュする真美子さんとの“休日”「スーパーにお買い物に行ったり…」最近は警備強化で変化する「デコピンの散歩事情」
NEWSポストセブン
草間容疑者は新宿区内の雑居ビルエントランスで逮捕された
《マスク姿でウロウロ…》草間リチャード敬太容疑者が逮捕前に見せていた“不可解な行動”とは 近隣店従業員が「一見酔っている様子はなくて…」と語る“事件直前の姿”
アルゼンチンで女性3名が殺害される事件が発生した(Instagramより)
「性的パーティーに誘われて…」「左手の指5本と耳を切断」アルゼンチンで女性3名が殺害 “インスタ生配信”で凄惨現場を約45人が視聴《深刻化するフェミサイド》
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 朝日新聞を襲う「森友ブーメラン」スクープほか
「週刊ポスト」本日発売! 朝日新聞を襲う「森友ブーメラン」スクープほか
NEWSポストセブン