タイプAと対照的なのが、タイプC。真面目で几帳面、我慢強く、何か起きたときには、自分が悪いのではないかと思ったりする。
その中間が、タイプBだ。言いたいことがあったら、攻撃的にならず理性的に対処できる。穏やかで、マイペースでことを進めていける。
このタイプ分けは行動パターンに基づくものなので、固定的なものではない。意識的に行動パターンを変えればタイプも変わっていく。ぼくは元来タイプAだが、タイプBのような行動パターンになるように意識的に努力している。だから、タイプAの人は、スマホ依存にならないように一呼吸おき、あえて「つながらない時間」をもつことが大切なのだ。
●かまた・みのる/1948年生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、長野県の諏訪中央病院に赴任。現在同名誉院長。チェルノブイリの子供たちや福島原発事故被災者たちへの医療支援などにも取り組んでいる。近著に、『人間の値打ち』『忖度バカ』。
※週刊ポスト2018年5月25日号