老後は夫婦や家族同居よりも「おひとりさま」のほうが幸福度が高いという調査結果もある。
大阪府門真市の耳鼻咽喉科医院の辻川覚志・医師が60歳以上の約1000人に聞き取り調査したところ、夫婦や家族と同居する人より、独居のほうが生活の満足度が高かった。理由としては、同居のほうが「家族への対応に苦慮する」との説が有力視される。
三浦展氏は、「老後は“おひとりさま”を選ぶのも一つの手」と指摘する。
「ひとつ屋根の下で互いにストレスを抱えて暮らすデメリットを考慮すると、家事能力があり、精神的に自立しているのなら、思い切って妻と別れるという選択肢もあると思います」
※週刊ポスト2018年6月15日号