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2018.06.25 16:00  週刊ポスト

バスケ審判暴行で浮き彫りになったコンゴ人留学生の校内孤立

「(コンゴの公用語の)フランス語を話せる先生はこの学校にはいない。悩んでいたとしても、相談できる人がいなかったんじゃないか」

 暴力行為が許されないのは言うまでもないが、学校側の受け入れ態勢にも問題はなかったか。

 高校バスケでは、一部の強豪校を中心に2000年代からアフリカ出身の留学生を競うように受け入れるようになってきた。2mを超える長身の留学生選手の存在は極めて大きく、試合の行方そのものを左右する一方、学費免除、渡航費も学校負担で留学生を受け入れて勝利を目指す態勢を疑問視する声も少なくない。留学生事情に詳しいジャーナリスト・出井康博氏はこう語る。

「現地とコネクションのある“ブローカー”が留学生をスカウトする現状の是非、語学や普段の授業などの生活面で留学生へのケアが十分だったのかといった課題がある。今回問題を起こした1人の留学生を責めるのでなく、高校スポーツと“助っ人”留学生のありよう全体について考える必要があるでしょう」

 佐々木教頭は、最後にこう述べた。

「こういう問題が起きてしまった以上(留学生の)受け入れ態勢が十分ではなかったと考えなくてはいけないと受け止めています」

 衝撃的な事件を機に、考えさせられることは多い。

※週刊ポスト2018年7月6日号

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