「都内にある日大の付属高校でアメフト部を2度の日本一に導いた名物体育教師が突如、アメフト部のない地方の付属高に異動になりました。
今年春の関東大会でもベスト4の結果を残し、実績は申し分なかっただけに、大学の人事部長でもあった内田正人・前アメフト部監督と折り合いが悪かったことが一因ではないか、とみられている」
日大企画広報部は「報復人事はありません。常に人事は公平を期しております」と答えるが、現役生だけで10万人を超える巨大組織の日大グループでは“異動先”には事欠かない。北は北海道から南は九州まで、全国にキャンパスがあるからだ。
「数年前、田中理事長のやり方に批判的な学部長がいたのですが、その学部長を支える東京勤務の事務職員が突然、福島県郡山市の工学部に異動になった。いくら田中理事長でも学部長には直接は手を出せず、その代わりに職員が異動になったと見られています」(元大学職員)
※週刊ポスト2018年7月6日号