「栃ノ心は右四つでがっぷり組めば角界最強といわれているが、高安とはケンカ四つになる。お互いに突っ張りから有利な形に持っていこうとするため、いつも激しい。直近の対戦では左のど輪、右おっつけで出た高安が攻め込んだところを栃ノ心が突き落とし。軍配は栃ノ心に上がったが、物言いがついた結果、行司差し違えで高安の勝ちとなっている。今場所も終盤の高安戦が、栃ノ心の優勝を大きく左右する」(ベテラン記者)
加えて、稀勢の里の休場で成績次第ではぶつかることになりそうな前頭3枚目の阿炎や貴景勝といった新鋭との取組で白星を重ねられるかもカギとなる。
※週刊ポスト2018年7月20・27日号