芸能

長嶋一茂のブレイクを後押しする「ザイオンス効果」とは?

長嶋一茂人気は「ザイオンス効果」さらにアップ?

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人やトピックスをピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、このところ様々なテレビ番組に引っ張りだこの長嶋一茂を分析。

 * * *
 長嶋一茂がブレイクしているらしい。そう言われてみると、最近、テレビで顔を見ることが多くなった。朝の情報番組だったり、バラエティーだったり。上半期だけで出演回数は114回に上り、タレントとしてはトップクラスだという。なぜ今、彼がブレイクしているのだろう?

 一番に『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)でのコメンテーターぶりが思い浮かぶ。今年に入り、栄和人前日本レスリング協会強化本部長のパワハラ問題に、日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル問題と、スポーツ界の有名指導者が関与した問題が相次いだ。それに輪をかけ、当の本人たちはそれを認めず責任逃れに終始するというお粗末な会見が続いたことで、元プロ野球選手というアスリートの立場から、彼がコメントする機会が増えたこともある。

 加えて、サッカーワールドカップの日本代表チームの活躍やら西野監督の采配で、日本は大いに盛り上がった。政治問題や国際問題を語らせると、当を得ずトンチンカン気味。だけど専門性や経験、バックグラウンドが活かせるスポーツ界での問題になると、彼独自の視点がプラスに作用。そのコメントは難しくも理屈っぽくもなく感覚的で、歯に衣着せぬコメント続出なのだが、彼の物の見方、捉え方が前面に出やすくなったことで、見ている側の彼への印象が変わったのだ。

 彼のキャラといえば、まさに“天然”という言葉で表されている。確かに、番組MCの羽鳥さんが彼のコメントに困り果てた顔を見せたり、慌てて止めたりと、生番組ならではの場面があるのだが、それもなんだかコントや漫才を見ているように面白い。それでも彼は時に面白おかしく、時に手厳しく、独特な表現で持論を展開していく。他のコメンテーターらに反論されても動じず、自分の意見を貫くが、コメントを止められても、むやみにゴリ押しをするほど自己主張は強くない。

関連記事

トピックス

復興状況を視察されるため、石川県をご訪問(2025年5月18日、撮影/JMPA)
《初の被災地ご訪問》天皇皇后両陛下を見て育った愛子さまが受け継がれた「被災地に心を寄せ続ける」  上皇ご夫妻から続く“膝をつきながら励ます姿”
NEWSポストセブン
子役としても活躍する長男・崇徳くんとの2ショット(事務所提供)
《山田まりやが明かした別居の真相》「紙切れの契約に縛られず、もっと自由でいられるようになるべき」40代で決断した“円満別居”、始めた「シングルマザー支援事業」
NEWSポストセブン
武蔵野陵を参拝された佳子さま(2025年5月、東京・八王子市。撮影/JMPA)
《ブラジルご訪問を前に》佳子さまが武蔵野陵をグレードレスでご参拝 「旅立ち」や「節目」に寄り添ってきた一着をお召しに 
NEWSポストセブン
前田健太と早穂夫人(共同通信社)
《私は帰国することになりました》前田健太投手が米国残留を決断…別居中の元女子アナ妻がインスタで明かしていた「夫婦関係」
NEWSポストセブン
オンラインカジノの件で書類送検されたオコエ瑠偉(左/時事通信フォト)と増田大輝
《巨人オンラインカジノ問題》オコエ瑠偉は二軍転落で増田大輝は一軍帯同…巨人OB広岡達朗氏は憤り「厳しい処分にしてもらいたかった。チーム事情など関係ない」
週刊ポスト
1990年代にグラビアアイドルとしてデビューし、タレント・山田まりや(事務所提供)
《山田まりやが明かした夫との別居》「息子のために、パパとママがお互い前向きでいられるように…」模索し続ける「新しい家族の形」
NEWSポストセブン
新体操「フェアリージャパン」に何があったのか(時事通信フォト)
《代表選手によるボイコット騒動の真相》新体操「フェアリージャパン」強化本部長がパワハラ指導で厳重注意 男性トレーナーによるセクハラ疑惑も
週刊ポスト
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
【国立大に通う“リケジョ”も逮捕】「薬物入りクリームを塗られ…」小西木菜容疑者(21)が告訴した“驚愕の性パーティー” 〈レーサム創業者・田中剛容疑者、奥本美穂容疑者に続き3人目逮捕〉
NEWSポストセブン
国技館
「溜席の着物美人」が相撲ブームで変わりゆく観戦風景をどう見るか語った 「贔屓力士の応援ではなく、勝った力士への拍手を」「相撲観戦には着物姿が一番相応しい」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
【20歳の女子大生を15時間300万円で…】男1人に美女が複数…「レーサム」元会長の“薬漬けパーティ”の実態 ラグジュアリーホテルに呼び出され「裸になれ」 〈田中剛、奥本美穂両容疑者に続き3人目逮捕〉
NEWSポストセブン
前田亜季と2歳年上の姉・前田愛
《日曜劇場『キャスター』出演》不惑を迎える“元チャイドル”前田亜季が姉・前田愛と「会う度にケンカ」の不仲だった過去
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 自民激震!太田房江・参院副幹事長の重大疑惑ほか
「週刊ポスト」本日発売! 自民激震!太田房江・参院副幹事長の重大疑惑ほか
NEWSポストセブン