CMにも起用されているダンディ坂野

 そう考えていくと、今も名前を見かける、ダンディ坂野さん、テツandトモさんなどは、一発屋芸人という“ジャンル”に入ったと言えます。本来は文字通り、打ち上げ花火のように一瞬で消えてしまった人が一発屋芸人と呼ばれるはずなんだけれど、消えた人はただの一発屋。残っている人は、一発屋芸人という別ジャンルに移行したと考えられるのです。

 一発屋芸人たちは、実はちゃんと芸もある。それに自分たちのことを客観的に見ることもできる。だから、自分たちを一発屋芸人だとネタにして笑いを上手に取れるんです。彼らは見事に、新たなジャンルを作り上げました。髭男爵の山田ルイ53世さんが書いたノンフィクション『一発屋芸人列伝』(新潮社)という本が出ているのも、それを示す一例です。今や、一発屋芸人は不名誉なことではなく、新ジャンル・新ブランドとも言えます。

 2017年はブルゾンちえみさん、にゃんこスターさん、サンシャイン池崎さん、アキラ100%さんといった芸人たちがブレイクしました。なかには一発屋候補と言われている人もいます。一発屋で終わるのか、一発屋芸人として生き残るのか、これからが正念場です。

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