河野太郎氏のツイッターより
国家的危機や災害中の書き込みには、政治家の資質がはっきり出てくる。自民党副幹事長の大家敏志氏のこの日のインスタグラムには、「#今日のネクタイ」「#今日のスーツ」というコメント付きで自分のスーツとネクタイ、カフスなどのコーディネートのアップ写真が掲載された。
SNSは災害対応の弁明にも使われた。西村官房副長官同様、「赤坂自民亭」の宴会で安倍首相とのツーショットをアップして批判を浴びた片山さつき氏は、批判を挽回するかのように被災地の倉敷市役所に防災服姿で乗り込んだ写真などを続々投稿。災害対応に追われる市幹部の戸惑った表情が印象的だ。
本来、政治家にとってSNSは有権者の政治への反応をリアルタイムで吸い上げることができる有力なツールのはずが、“いいね”欲しさにスマホを握ったら何でもありになっているようだ。
安倍晋三首相自身がフォロワーの「いいね!」の数に一喜一憂しながら政治をやっているのだから、“スマホ熱中症”が伝染するのも仕方ないのだろう。
※週刊ポスト2018年8月10日号