ライフ

大規模災害に備え 専門家が語る「離れて住む家族守る方法」

西日本豪雨での救助活動(共同通信社)

 中国・四国地方を中心に深刻な被害をもたらした西日本豪雨では、自宅から逃げ遅れた人の多くが独居の高齢者だった。

「雨の音で防災無線がよく聞こえなかった」「避難先がわからず、気が付いた時には家の前の道が冠水していた」といった証言が数多く報じられており、200人以上の死者のうち60歳以上の高齢者が7割を占めた。

 都内に住むAさんは、集中豪雨の当日、岡山の実家で一人暮らしをしている70代の父親と連絡がつかなくなった。

「雨が激しくなっているというニュースを見て父の携帯に電話したのですが、コール音が鳴るばかりでつながらない。お隣のご家族が声を掛けてくれて、早い段階で一緒に避難所に行っていたんですが、慌てた父は携帯を家に忘れていた。連絡がついたのは深夜になってから。現地に駆けつける手段もなく、無事を祈る以外、何もできなかった」

 8月に入ってからも観測史上初めて5日連続で台風が発生するなど、間断なく自然災害が列島を襲っている。もちろん、「今後30年のうちに70%の確率で起きる」とされる首都直下や南海トラフなどの巨大地震のリスクも存在する。

 そうしたなかでは、自らの身を守ることはもちろん、Aさんのように、「離れて暮らす家族」が被災者となった場合のことも考えておく必要がある。大雨による洪水や土砂災害、地震による津波のリスクが懸念される地域では、迅速な避難が何より大切になる。災害アドバイザーの高荷智也氏はこういう。

関連記事

トピックス

大谷翔平を支え続けた真美子さん
《大谷翔平よりもスゴイ?》真美子さんの完璧“MVP妻”伝説「奥様会へのお土産は1万5000円のケーキ」「パレードでスポンサー企業のペットボトル」…“夫婦でCM共演”への期待も
週刊ポスト
「横浜アンパンマンこどもミュージアム」でパパ同士のケンカが拡散された(目撃者提供)
《フル動画入手》アンパンマンショー“パパ同士のケンカ”のきっかけは戦慄の頭突き…目撃者が語る 施設側は「今後もスタッフ一丸となって対応」
NEWSポストセブン
結婚を発表したPerfumeの“あ~ちゃん”こと西脇綾香(時事通信フォト)
「夫婦別姓を日本でも取り入れて」 Perfume・あ〜ちゃん、ポーター創業の“吉田家”入りでファンが思い返した過去発言
NEWSポストセブン
村上宗隆の移籍先はどこになるのか
メジャー移籍表明ヤクルト・村上宗隆、有力候補はメッツ、レッドソックス、マリナーズでも「大穴・ドジャース」の噂が消えない理由
週刊ポスト
(写真右/Getty Images、左・撮影/横田紋子)
高市早苗首相が異例の“買春行為の罰則化の検討”に言及 世界では“買う側”に罰則を科すのが先進国のスタンダード 日本の法律が抱える構造的な矛盾 
女性セブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
【本人が語った「大事な存在」】水上恒司(26)、初ロマンスは“マギー似”の年上女性 直撃に「別に隠すようなことではないと思うので」と堂々宣言
NEWSポストセブン
劉勁松・中国外務省アジア局長(時事通信フォト)
「普段はそういったことはしない人」中国外交官の“両手ポケットイン”動画が拡散、日本側に「頭下げ」疑惑…中国側の“パフォーマンス”との見方も
NEWSポストセブン
佳子さまの「多幸感メイク」驚きの声(2025年11月9日、写真/JMPA)
《最旬の「多幸感メイク」に驚きの声》佳子さま、“ふわふわ清楚ワンピース”の装いでメイクの印象を一変させていた 美容関係者は「この“すっぴん風”はまさに今季のトレンド」と称賛
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が真剣交際していることがわかった
水上恒司(26)『中学聖日記』から7年…マギー似美女と“庶民派スーパーデート” 取材に「はい、お付き合いしてます」とコメント
NEWSポストセブン
ラオスに滞在中の天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《ラオスの民族衣装も》愛子さま、動きやすいパンツスタイルでご視察 現地に寄り添うお気持ちあふれるコーデ
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン