ライフ

介護の汚れとにおい対策「尿臭ブロッカー」で雑菌の働き阻害

『肌ケア アクティ ふんわりフィット 気持ちいい うす型パンツ』M-L 22枚(1814円)

 今やおむつやパッドは、つけていても動きやすい下着感覚の薄型タイプが種類を増やし、ミドルエイジの軽い尿もれにもアクティブシニアの長時間の外出にも、幅広く使われるようになった。

 そんな中で、もう1つのキーワードが“消臭”。日本製紙クレシアは、機能性セルロースナノファイバーを使った高い消臭効果のあるシートを開発し、大人用紙おむつ『肌ケア アクティ』シリーズ、女性用軽失禁用『ポイズ 肌ケアパッド』シリーズなどに採用している。

「おむつなどに使われる消臭機能の中でも、よりしっかりにおいを消すのは化学変化によるもの。尿などがにおい成分を放つ前に化学変化をさせて無臭化するのです。当社では、特許技術で取り出された超極細の繊維“機能性セルロースナノファイバー”に通常より多くの銀イオンなどの金属イオンを付着させることに成功。においの原因となる菌の増殖をしっかり防止する超強力消臭シートなので、おむつやパッドを使う本人も介護する人も快適です」(日本製紙クレシア ヘルスケア用品営業本部 松原裕明さん)

 化学的な無臭化のため、におい戻りの心配もないという。

「家庭介護では、ゴミとして出した後の置き場でのにおいまで問題になることがあるようです。少しでもストレスのない生活の一助になればと思います」(松原さん)

 進化したのはおむつだけではない。家庭介護の不快臭によるストレスに着目し、研究開発を進めている花王は、尿が不快臭を放つメカニズムから消臭成分“尿臭ブロッカー”を開発。衣料用洗濯洗剤『アタック』、衣類・布・空間用消臭剤『リセッシュ除菌EX』、住居用掃除シート『クイックル 除菌おそうじシート』など、尿臭に特化した“消臭ストロング”シリーズを出している。

「尿には後ににおいのもとになる尿臭原因物質が含まれていますが、それ自体は無臭のため、排泄された直後はほとんどにおいません。それが時間経過とともに菌がつくる分解酵素が反応して、不快な尿臭を発生させるのです。“尿臭ブロッカー”は雑菌の分解酵素の働きを阻害し、においの発生を抑えます」(花王 商品広報部 河野千絵さん)

『アタック 消臭ストロングジェル』は繊維の奥の皮脂汚れもしっかり落とす高浸透洗浄成分で尿臭・体臭をしっかり消臭。『リセッシュ除菌EX 消臭ストロング』は尿臭の発生や菌の増殖も防ぐ。また『クイックル 消臭ストロング 除菌おそうじシート』は尿もれや食べこぼしなどで汚れた床や壁の掃除にも便利だ。

「においのストレスは思いのほか介護の大きな負担になりますが、こまめな掃除や洗濯で、一つひとつ解消することもできます」(河野さん)

※女性セブン2018年9月6日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

6月6日から公開されている映画『国宝』(インスタグラムより)
【吉沢亮の演技が絶賛】歌舞伎映画『国宝』はなぜ東宝の配給なのか 松竹は「回答する立場にはございません」としつつ、「盛況となりますよう期待しております」と異例の回答
NEWSポストセブン
さいたま市大宮区のマンション内で人骨が見つかった
《さいたま市頭蓋骨殺人》「マンションに警官や鑑識が出入りして…」頭蓋骨7年間保管の齋藤純容疑者の自宅で起きた“ある異変”「遺体を捨てたゴミ捨て場はすごく目立つ場所」
NEWSポストセブン
大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン