踏切ボールペンとストラップは、鉄道模型店「ポポンテッタ」やネットショップで販売
改良の積み重ねによって進化を続ける全方向踏切警報灯は、その高い安全性を鉄道事業者も認めている。JR東海やJR九州は、今後はすべての踏切を全方向踏切警報灯に替える方針にしている。
全方向踏切警報灯が変えたのは鉄道業界だけではない。その旋風は、おもちゃや文房具の世界にも及ぶ。
鉄道おもちゃの代表格であるプラレールでも、全方向踏切警報灯が登場。これは東邦電機工業が製品化に協力している。また、東邦電機工業がノベルティとして制作・配布していた踏切ボールペンや踏切ストラップも、今夏から一般販売を開始した。
踏切は待たされるもの、事故が発生する場所というネガティブなイメージが常につきまとう。それゆえに鉄道事業者からも、歩行者・自動車からも嫌われ者だった。
一方、踏切は歩行者や自動車などを事故から守ってくれる、いわば鉄道の守護神的な存在でもある。そして、その守護神たる踏切の安全性を高めようと、踏切メーカーは踏切警報灯や遮断桿など、今も人知れず試行錯誤している。