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2018.09.13 07:00  女性セブン

南田洋子さんの“姪”、ケンカの日々から腕相撲王者になるまで

女子アームレスリング界の“絶対女王”と名高い山田さん(撮影/浅野剛)

「レディー・ゴー!」の掛け声がかかるやいなや、相手の腕を一気にねじり倒す。一瞬で勝利をものにした女性に、大歓声がわき起こる。

「本当は子供たちを連れてきたかったけど、いると気になって試合に集中できないから、泣く泣く留守番させてます」

 そう言って笑顔を見せたのは、山田よう子さん(42才)。華奢な外見からは想像もつかないが、女子アームレスリング全日本大会13連覇の記録を持つ剛腕だ。プライベートでは4児の母。5才、3才、1才の双子たちの世話に追われながらリングに立つ日々を送る。

 しかし、ここまでの道のりは険しいものだった。山田さんの生まれは東京・中央区の下町。小学校ではリーダー的存在だったが、中学校に進むと一転する。いじめられていた子をかばったことにより、陰湿ないじめのターゲットとなったのだ。思い詰めて中学1年生で自殺未遂を起こし、不登校になった。

 見かねた親族は山田さんを更生施設へと入所させるが、そこにもなじめずに脱走を繰り返した。将来への不安と居場所のない寂しさに押しつぶされそうになったとき、思い出したのが“洋子おばちゃん”こと、女優の南田洋子さん(享年76)のことだ。山田さんは南田さんの従兄弟の娘であり、“叔母と姪”のように親密な関係。南田さんを「おばちゃん」と慕い、女優として活躍する姿をずっと近くで見てきた。

「『おばちゃんの血をひいているし、女優だったら挑戦できるかも』と、芸能コースのある堀越高校(東京・中野区)に進学したんです」(山田さん、以下「」同)

 ドラマ『砂の城』(1997年、フジテレビ系)に出演するなど芸能活動を始めるも、プレッシャーのあまり、大きな舞台をすっぽかしてしまう。

 それからはタガが外れたように、学校をサボっては街へ出て、けんかにあけくれる日々。その腕っぷしから繁華街の不良たちからも一目置かれる存在になっていたが、心は満たされない。そんなときに出会ったのが、アームレスリングだ。

「たまたま居酒屋で隣になった男性がチャンピオンだった。『女性部門もある』と聞いて、挑戦してみようと思った」

 けんかで鍛えた腕と負けん気でめきめきと頭角を現し、始めて2年足らずで日本のトップ選手にまで成長。

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