「お芝居では褒めてくれたことのなかった洋子おばちゃんが、アームの全国大会で入賞したとき、はじめて『頑張ったね』と言ってくれて、この道しかない、と腹をくくりました」
挫折の末に見つけた居場所。今もそこで戦い続ける理由は、最愛の子供たちだ。
「子供たちにとって、強くてかっこいいママでいたい。あとは、世の中のお母さんに『こんなママもいるんだから、大丈夫だよ』と伝えたい。虐待のニュースはつらいけれど、一方で毎日大変で追い詰められて、子供につらく当たってしまう気持ちもわかる。だけど子供と向き合いながらも、お母さんだって自分の夢を持てるし、挑戦できる。それを証明するためにも、私は勝たなきゃいけないんです」
今年11月、彼女は再び日本チャンピオンのベルトに挑む。
※女性セブン2018年9月27日号