橋下氏ウォッチャーの政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏は「橋下徹が安倍政権から入閣を打診されても、応じることはない」と断言する。

「橋下氏の根本政策は、国の統治機構を変えようという考え方だ。大阪都構想もそう。そうした政策は現在の中央集権体制を前提に政治を行なっている自民党政権には実行できない。だから自民党とは別の対立軸を模索してきた。

『政権奪取論』に書かれているのは、自民党に対抗できる政党をつくろうと維新を旗揚げしたが、結果、失敗した。では、どこが失敗だったのかという分析です。

 そこから読み取れるのは、橋下氏は自民党の対立軸となる政党をつくることを諦めていないということ。そうみると、自民党政権の閣僚になるはずがありません」

 安倍首相が総裁に三選された途端に、自民党内では安倍支持派が人事をめぐって足の引っ張り合いを始め、反安倍勢力は結束し、そして政界では、「安倍政権の協力勢力」と見られてきた維新の創設者・橋下氏が再び「政権奪取」を睨んで動き始めた。

“アメ”でも“ムチ”でもコントロールできない進次郎氏と橋下氏の「次」を見据えた動きは、安倍首相の目に不気味に映っているに違いない。

※週刊ポスト2018年10月5日号

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