自分の役割と持ち味を把握しているからこそ、「ひと言で笑わせる」というバイプレーヤーの立ち位置を徹底。MCや共演者も話を振りやすく、「ひと笑いほしいときや困ったときには彼らに頼ろう」というシーンをよく見かけます。
3つ目の共通点は、「どの世代とも絡めて、ロケに強い」こと。4人は、大御所から同年代の中堅、年下の若手まで、年代や話術の差を問わずトークできるため、テレビ業界では「華大やサンドがいればロケは成功まちがいなし」と言われています。
そのような信頼感があるためロケのジャンルは、グルメや旅に留まらず広がる一方。事実、サンドの2人は、動物番組の『坂上どうぶつ王国』への出演が決まりました。「土地を買うところからはじめて、人間と動物の楽園を作る」というスケールの大きな番組だけに、「サンドのロケスキルが必要」ということでしょう。
◆視聴者は「面白くていい人」を求めている
4つ目は、大物が認め、芸人仲間から愛されるネタと人柄。華大は2014年の『THE MANZAI』(フジテレビ系)、サンドは2007年の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で優勝したのは周知の通りですが、それ以外でもビートたけしさんや松本人志さんら大物芸人が、わざわざ名指しで絶賛しています。
また、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「華丸・大吉芸人」に18人もの芸人仲間が集まり、サンドも事務所の垣根を超えて後輩芸人たちから慕われるなど、ネタだけでなく人柄が愛されていることも似通っています。
5つ目の共通点は、コンビ仲のよさ。華大は『アメトーーク!』の「相方大好き芸人」などで仲よしエピソードを披露し、サンドも「同居していた」「ケンカをしたことがない」「家族ぐるみのつき合いしている」と公言しています。