「小山の1人目の妻はフィリピン人で、子供2人とともに現地で暮らしている。浅草のフィリピンクラブで連日豪遊していた小山は、英語が得意で海外での行動も容易。そういった事情を把握していたのに、警視庁はパスポートを押さえるなど、出国させないための措置を取っていなかった」(同前)

 一方の小山容疑者は捜査の進展を察知し、周到に準備を進めたことが窺える。

「9月に入ってから、本人の関係先として家宅捜索もされた都内の2つの高級マンションを売りに出した。ともに1億円近い金額で売却済みだという」(同前)

 警視庁にそうした“逃走資金”を準備するような動きを把握していたか問うたが、「捜査の詳細は答えられない」とするのみだった。

「前妻のほかにも、パブで知り合った人間がフィリピンにいる。警視庁は国際手配をかけて行方を追う方針だが、手元にまとまった資金があるなら、知人のもとを転々と逃走する可能性もある。主犯とされる小山の逮捕が遅れれば、すでに逮捕された犯人の取り調べなどに影響が出る可能性もあります」(前出・捜査関係者)

 全容解明は、まだ遠い。

※週刊ポスト2018年11月2日号

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