ライフ

インスタは「平和の国」、ツイッターは「修羅の国」は本当か?

炎上芸人、これからどうする?(時事通信フォト)

 SNSにおけるネット炎上は、様々なきっかけで起きる。実にどうでもよい投稿者のプライベートに対するやっかみによって火がつくことも少なくない。そんな中、Twitterからインスタへの「亡命宣言」をしたのが、炎上芸人・ウーマンラッシュアワーの村本大輔。その村本のツイートについたコメントに見る「ネットのコメントの本質」について、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が説く。

 * * *
 お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔が10月9日に「リア充達の平和の国Instagramへ亡命してきます。またいつか。」とツイートし、『ウーマン村本がツイッターから「亡命」宣言』などと報じられた(村本は翌日からもツイッターは更新)。

 これの意味は「文字中心のツイッターは荒れるので写真中心で平和なインスタに移る」「民度が高いインスタと民度が低いツイッター」ということだろう。そんな彼が「亡命宣言」をした後と見られるタイミングでインスタについたコメントが、ネットの書き込みの本質を突いている。

〈インスタグラムが平和と勘違いしてる段階でアホさらしてるよね…Facebookもだけどインスタグラムなんて見栄の張り合いだし、Twitterなら通じるネタなんか嘲笑のネタでしかない〉

 村本のことを嫌いだと明言している人物ではあるが、「アホ」はさておきこの意見は正しい。芸能人がツイッターを辞めると宣言する場合、大抵はアンチからの罵倒に疲弊した結果である。ただし、インスタなら安心、というのは恐らく違う。現にこのコメントにしても、「アホ」と書いているだけに、ツイッターに寄せられる罵倒と同様のものだ。インスタだから民度が高いということはなく、女性モデルや芸能人のインスタのコメント欄には怪しげな化粧品やサプリメントの広告的コメントが書き込まれるし、罵倒も書かれる。

関連キーワード

関連記事

トピックス

STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
大谷翔平に“口裏合わせ”懇願で水原一平容疑者への同情論は消滅 それでもくすぶるネットの「大谷批判」の根拠
NEWSポストセブン
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
女性セブン
宗田理先生
《『ぼくらの七日間戦争』宗田理さん95歳死去》10日前、最期のインタビューで語っていたこと「戦争反対」の信念
NEWSポストセブン
焼損遺体遺棄を受けて、栃木県警の捜査一課が捜査を進めている
「両手には結束バンド、顔には粘着テープが……」「電波も届かない山奥」栃木県・全身焼損死体遺棄 第一発見者は「マネキンのようなものが燃えている」
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
ムキムキボディを披露した藤澤五月(Xより)
《ムキムキ筋肉美に思わぬ誤算》グラビア依頼殺到のロコ・ソラーレ藤澤五月選手「すべてお断り」の決断背景
NEWSポストセブン
(写真/時事通信フォト)
大谷翔平はプライベートな通信記録まで捜査当局に調べられたか 水原一平容疑者の“あまりにも罪深い”裏切り行為
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
眞子さんと小室氏の今後は(写真は3月、22時を回る頃の2人)
小室圭さん・眞子さん夫妻、新居は“1LDK・40平米”の慎ましさ かつて暮らした秋篠宮邸との激しいギャップ「周囲に相談して決めたとは思えない」の声
女性セブン
いなば食品の社長(時事通信フォト)
いなば食品の入社辞退者が明かした「お詫びの品」はツナ缶 会社は「ボロ家ハラスメント」報道に反論 “給料3万減った”は「事実誤認」 
NEWSポストセブン