芸能

『おれは男だ!』出演の早瀬久美「今でも吉川くんと呼ばれる」

今でも「吉川くん」と呼ばれるという早瀬久美

 学園ドラマはテレビに欠かせないコンテンツとなっている。その元祖は1965~1966年に大ヒットした『青春とはなんだ』だ。同ドラマを放送した日本テレビで同作のプロデューサーだった岡田晋吉氏が続けて世に送り出したのが1971~1972年に放送された『おれは男だ!』である。

『おれは男だ!』は、初めて生徒にスポットを当てた学園ドラマだった。女子高から共学に変わったばかりの青葉高校に転校してきた剣道部の小林弘二(森田健作)が、バトン部の吉川操(早瀬久美)と対立。

「吉川くんっ!!」

 森田が彼女を甲高い声で呼ぶ台詞は、番組の代名詞となった。

「当初は、ものすごくキツい口調の台詞が多かったんです。吉川君は極端に真面目な優等生で、相手の失敗を許さない人物像だった。そしたら監督が『もう少し優しい言い回しにしよう』と途中から変えてくれました」(早瀬、以下同)

 放映は半年の予定だったが、人気のため1年に延長された。

「健ちゃんは生真面目だから、『先公』と書いてある台詞を『先生』に直していて、監督も認めていた。すると、弘二がどんどん森田健作になっていく(笑い)。ドラマの役が実像に近づいていったことも、人気の秘密だったかも」

関連キーワード

関連記事

トピックス

一門はどうなるのか(左から香川、團子、猿翁、猿之助、段四郎。2011年撮影/共同通信社)
「市川猿之助」の名跡はどうなる? 市川團子が引き継ぐのが既定路線、襲名までは市川團十郎が後見人か
週刊ポスト
天海祐希(写真左/時事通信フォト)と市川猿之助(写真右)
《番宣キャンセル》天海祐希、滲み出る怒り “猿之助騒動”で映画『緊急取調室』ギリギリの公開判断迫られ「せっかくの絆が…!」瀬戸際の18日間
NEWSポストセブン
市議会で議長をつとめていた父・正道氏と青木容疑者
【長野立てこもり】“議長の父の後援会長”だった第一通報者の告白「政憲は、俺の目の前でブスッて…『殺したいから殺しただけだ』って」「父親は事件を聞いて崩れ落ちた」
NEWSポストセブン
悪評が広がり続けている日本維新の会の梅村みずほ参議院議員(時事通信フォト)
「ハンスト発言」騒動の維新・梅村みずほ議員 3年前に有権者に送っていた謝罪メールの「おかしな日本語」
週刊ポスト
市川猿之助は罪に問われる可能性は?
市川猿之助は罪に問われるのか “心中で生き残ったケース”は情状酌量により起訴されない場合も
週刊ポスト
エンゼルス・ネビン監督は大谷翔平とどんな会話をするのか?(提供:LosAngelesAngels)
【独占レポート】エンゼルス・ネビン監督が明かす大谷翔平の凄み「彼がこなすルーティーンより厳しくできる選手はいない」
週刊ポスト
ラッパー・呂布カルマ
グラドル好きの最強ラッパー呂布カルマ、風吹ケイをプロデュース グラビア撮影直後に語り合った「ぎゅうぎゅうの迫力」
NEWSポストセブン
紀子さま(時事通信フォト)
上皇ご夫妻とあわやニアミス! 紀子さま「隠密行動」の京都路でなぜか「見られなかったもの」
NEWSポストセブン
どうなる山川穂高
【強制性交容疑】山川穂高、書類送検で対応に追われるテレビ局 オフの「WBC特番」源田壮亮が代役か
週刊ポスト
帰宅ラッシュの駅に悲鳴が(六代目山口組の司忍組長/時事通信フォト)
【喫茶店で発砲、血の海に】町田・六代目山口組系組員射殺事件、事件直後の凄惨映像が出回る
NEWSポストセブン
花田虎上の元妻・花田美恵子さん(本人のインスタグラムより)
【激変の今】若乃花の元妻「元花田美恵子さん」激ヤセ、身長も縮み「顔が違う」インスタに驚きの声
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 野球まつり!大谷取材&江夏vs江川対談ほか
「週刊ポスト」本日発売! 野球まつり!大谷取材&江夏vs江川対談ほか
NEWSポストセブン