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2018.11.03 07:00  NEWSポストセブン

マンションのモンスター住人 理事会ボスの私物化も横行

 マンションの管理組合は、基本的に民主主義で運営される。こういった好ましくない人物を理事や理事長職から排除しようと思えば、総会で行使される議決権の過半数から賛成を得なければならない。これはかなり困難。なぜなら、大半の区分所有者はモノを言わないサイレントマジョリティだからだ。そして、「私はそういう紛争に巻き込まれたくない」と考えている。

 マンションというのは、所詮人間の集まりだ。人間には欲も見栄も煩悩もある。管理組合には明確な上下関係がないだけに、ルールやマナーを守らない区分所有者や住人、理事長が現れた場合は解決が困難だ。また、管理組合について定められた区分所有法は、悪意の人物が登場することをほぼ想定してない。かなり性善説的に作られているのだ。だから法律を使っての解決は難しいケースが多い。

 もっとも手っ取り早い解決法は、自分が引っ越すことだ。ただ、賃貸で入居していればその費用はさほどでもないが、購入して区分所有者となっている場合は厄介だ。出ていったあとの住戸を売却するなり賃貸に出したりすることになる。簡単に売却できる物件ならよいが、何か月たっても買い手がつかない物件も多い。賃貸も同様。この場合の金銭的な負担は大きい。

 マンションを購入するということは様々なモンスターたちから被害を受けて困ったことになる可能性をも秘める──ということだ。マイホームにマンションを選ぶと、薔薇色の未来だけが待っているわけではない。

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