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マンションのモンスター住人 理事会ボスの私物化も横行

 ペット禁止のマンションで、密かに犬や猫を飼っている住人がいてトラブルになることはよくある。当人には罪の意識がないケースが多いので、管理組合側が注意してもなかなか聞き入れられない。

 しかし、「ペット禁止」ということでそのマンションを選んだ、動物の毛に拒絶反応を持つペットアレルギーの人にとっては命にかかわる問題である。ただ好きだから、という理由でペットを飼う人は、自らのエゴイズムを戒めるべきだ。

 バルコニーでの喫煙も、近頃は管理規約で禁止する組合が多くなった。喫煙者はタバコの煙について無頓着だ。しかし、吸わない人にとっては洗濯物に煙の臭いが染み付くのは我慢しがたい。バルコニーでタバコが吸いたいのなら、管理規約でそれを禁止していないマンションの最上階・角住戸を選ぶべきだろう。

 また、最近話題になりやすいのは、タワーマンションにおける階数マウンティング。同じタワマンに住む子ども同士でも、「お前のところは〇階だろう。俺んちは〇〇階だからな」と自分よりも低い階数に住む者をバカにする現象があるという。多分、家庭内で親がそういったことを言っているので、それがそのまま子ども社会に出てきているのだ。

 階数ヒエラルキーについては、実際にタワマンに住む人が「そんなもの全然ないよ」と否定するケースも多い。ただ、厳然とあるのも事実。否定する人が感じていないだけのことだ。「世の中、学歴なんて関係ない」というのと同じで、きれいごとに過ぎない。

 区分所有者や住人側が起こす揉め事は、ほとんどが些細なこと。揉め事を起こす側が少し自覚すれば、ややこしいことにはならない。しかし、現実には大きな問題になって揉め事を起こした側か、それを問題視している側か、どちらかが引っ越しに至るケースも多い。

 より厄介なのは理事会側だ。

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