国際情報

駅で物乞いの老女が資産家だと息子が暴露、注意喚起の放送開始

駅に現れた物乞いの正体は?

 中国浙江省杭州市の杭州東駅で毎朝、物乞いをしている老女が実は資産家であることが息子の証言から判明。そうしたことから、駅では構内放送で「駅の中で、物乞いをしている老女は裕福な家庭の方なので、彼女の話を鵜呑みにしないでください」との異例のアナウンスを行った。

 このアナウンスが流れている駅構内の動画がネット上で拡散し大きな話題を呼び、一部では老女を批判する書き込みもあったが、金持ち老女の物乞いの背景には中国が抱える深刻な高齢化の問題があった。地元紙「銭江晩報」が報じた。

 息子によると、老女は79歳で、毎朝、「駅で地図を売ってくる」と言って出かけていたという。ある時息子がこの行為を不審に思い杭州東駅に行ったところ、老女が乗客にお金をせびっている場面を目撃した。

 息子は慌てて、老女に「そんな真似はやめろ」と諫めたが、彼女は「毎日、家にいてもつまらない。それに、80歳になったから、ヘルパーさんを雇うから、そのためのお金を稼がなければならない」と言い返したという。その後も、老女は毎朝、息子の制止を無視して、駅での物乞いをやめようとしなかった。

 このため、息子は駅長にかけあって、冒頭の構内放送をしてもらうことになったという。息子によると、老女の一家は5階建ての邸宅に住み、1階部分の家賃収入が毎年5万元(約85万円)もあるほか、息子は工場を経営しており、生活には何ら不自由していない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
『あんぱん』“豪ちゃん”役の細田佳央太(写真提供/NHK)
『あんぱん』“豪ちゃん”役・細田佳央太が明かす河合優実への絶対的な信頼 「蘭子さんには前を向いて自分の幸せを第一にしてほしい。豪もきっとそう思ったはず」
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/五十嵐美弥)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン