「長く音信不通だった高校時代の恩師や同級生が番組を見てくれていたのに感動しました。先生が『立派になったな』って泣きながら電話をくれたり、同級生とSNSでつながったり。卒業から何十年も経って、連絡を取り合えるなんて思ってもいませんでした」
番組の知名度も上がり、最近ではロケ先で「その番組、知ってる!」と協力してもらえるようになった。さらには番組宛てに「この県のこのエリアに、一軒家があるから調べてほしい」と“ポツン情報”が届くこともある。
「そういう情報は、ありがたく感じながらもスタッフ一同、涙をのんで絶対見ないようにしています。下調べなしで現場に行く、そこで起きるトラブルも含めたリアルさこそが、番組の魅力だと考えているからです」(植田さん)
ドラマの詰まった“ポツン”はスタッフのガツンとした心意気に支えられていた。
※女性セブン2018年11月22日号