著者はしばしば小駅で降りてみる。何もない町でもバードゆかりの地と思えば楽しい旅になる。遠まわりして只見線の会津坂下駅で降り、探しあてた居酒屋で一杯、さらに別の店で名物の馬肉を食するくだりはローカル線の旅ならではのおいしいおまけ。
著者は旅をしてみて、各地で地元の人によってバードが顕彰されていることに驚く。北海道には「イザベラ・バードの道を辿る会」が設置した案内板が各所にある。これはバードがアイヌにも分け隔てなく接したためだろう。
※週刊ポスト2018年11月23日号
著者はしばしば小駅で降りてみる。何もない町でもバードゆかりの地と思えば楽しい旅になる。遠まわりして只見線の会津坂下駅で降り、探しあてた居酒屋で一杯、さらに別の店で名物の馬肉を食するくだりはローカル線の旅ならではのおいしいおまけ。
著者は旅をしてみて、各地で地元の人によってバードが顕彰されていることに驚く。北海道には「イザベラ・バードの道を辿る会」が設置した案内板が各所にある。これはバードがアイヌにも分け隔てなく接したためだろう。
※週刊ポスト2018年11月23日号