料理界をリードするのは男性ばかりとは限らない。「ステーキハウス シャカ JY熱田店」で“愛のひと皿”を振る舞ってくれたのは、女性料理人の山本彩さん(37)だ。
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全米でレストランをチェーン展開して成功したロッキー青木さん創業の鉄板焼「BENIHANA」ニューヨーク店で、鉄板上でのパフォーマンスを生み出したのが私の父です。
鉄板パフォーマンスの元祖と呼ばれ、私が生まれたときは、すでに名古屋市内で「ステーキハウス シャカ」を営業していました。
跡を継ごうと決めたのは、中学3年の頃。幼い頃から偉大な父の背中を見てきたので、父の店を守りたいという気持ちになり、「私が継ぐ」と伝えました。20歳になり店で修業を始めた日、父が泣きながらコック服を渡してくれました。嬉しかったんだと思います。
ペッパーミルを回転させ、鉄板から炎があがるパフォーマンスもお客様に楽しんでいただきたいですが、ステーキは何より焼きが命です!