会場には大御所たちの原画がずらり
この思いは他の漫画家も同じだ。『空母いぶき』を連載中のかわぐちかいじ氏(70)は「ビッグに描きたいという願いは、大人の鑑賞にたえうる作品を描きたいという願いと同義」、『BLUE GIANT SUPREME』の石塚真一氏(47)は「長い歴史に細い枝葉としてでも携わることができて嬉しく思う」と語った。
由田編集長は「年齢は重ねたが、年老いたわけではない」という。
「青年誌だけど少年の心を持ち続けた雑誌。だから介護がテーマでも、必ず男子がワクワクするヒーローが登場する」
あなたも、巨匠たちと歩んだ50年の歴史を体感してみては?
◆『ビッグコミック50周年展』は川崎市市民ミュージアムにて来年1月14日まで開催。大人800円。月曜休館。
取材・文■末並俊司 撮影■山崎力夫
※週刊ポスト2018年11月30日号